論理学をマスターする、おすすめ本9選(2026年)
論理学を学んで、思考をより明晰に
論理学は正しい思考の方法を研究する学問です。 論理学を学ぶことで、自分の思考を客観的に見つめ直し、より明晰な判断を下せるようになります。 論理学は学問としてはもちろん、ビジネスや日常生活においても役立ちます。
ここでは論理学を学ぶためのおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
論理トレーニング101題
著者が1997年に出した『論理トレーニング』を編集し直して、 練習問題を101題にまとめた書籍です。 練習問題のすべてに解答がついています。
構成は、「議論を読む」と「論証する」の2つに分けられ、 接続表現や議論の骨格、論証、演繹、推測などのトレーニングがあります。
論理学の入門書を読んだ後で取り組むと効果的な書籍です。 1回だけでなく、何度も解くことで身に付きます。
目次
1 議論を読む(接続表現に注意する;議論の骨格をつかまえる) 2 論証する(論証とはどのようなものか;演繹の正しさ・推測の適切さ;論証を批判的にとらえる)
(読者の口コミより)・101問ある問題を解く作業には、目に見える文章に隠された目に見えない論理がわかる楽しみがあります。
・やっただけ鍛えられる
まったくゼロからの論理学
論理学の初学者向けに、 予備知識のない方でも論理学を理解できるように書かれた書籍です。
大きく2部構成になっていて、第1部では記号を使わずに、日常の言葉の中から論理学を解説し、、 第2部では記号を使って現代論理学の基本的な体系である述語論理までを解説しています。
学習しやすいように、解説の後に問題、さらに練習問題を出して理解度を深める形式です。 途中にQ&Aも挟みながら、初心者が疑問に思いやすいことを説明しています。
論理学の初学者におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・初学者が疑問にもちやすいことも、Q&Aも挟みながら書いてあるので、置き去りにしないよう配慮されているのも良いところ。1人で学べるテキストと言った感じです。
目次
1 日常の言葉に論理が生きている 命題と真偽 推論と演繹 否定 私たちはこれからどこに行こうとしているのか ほか 2 論理を扱う記号言語を作り出す 論理学とはどういう学問か 否定の意味 連言と選言の意味 論理式 ほか
論理トレ-ニング (哲学教科書シリーズ)
論理トレーニングの問題を解くことで、論理力が身に付く書籍です。
論理学の入門書を読んで、基本的なこと(特に形式論理学)を理解した後に 読むと効果的です。全くの初学者には難しいと思います。
内容は接続の論理、論証、演繹、議論の4つの章から構成され、 接続の構造や議論の組み立て、推論の技術、論文の書き方などを解説しています。
トレーニングを通して論理的思考力を身に付けたい方におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・論理トレーニング101題よりやや難しく感じました。ドモルガンの法則など記号論理学の世界がやや持ち込まれているためと思います。とは言え説明は分かりやすく良著です。
目次
論理とは何か 1 接続の論理(さまざまな接続関係;接続の構造;議論の組み立て) 2 論証(論証の構造と評価;演繹と推測;価値評価) 3 演繹(否定;条件構造;推論の技術) 4 議論を作る(批判への視点;論文を書く)
入門!論理学 (中公新書 1862)
論理学の入門書ですが、 上で紹介した書籍『まったくゼロからの論理学』より、難易度は上がります。
論理学の基礎から、命題論理、述語論理、証明論、形式論理学など、 幅広い分野を扱いながら、論理学の本質に迫ります。
また、日常の言葉を素材にして、ユーモアを交えた文章で説明しているため、 初めて論理学に触れる方でも、楽しみながら学ぶことができる一冊です。
(読者の口コミより)・論理学を使えるようになる、というよりは、論理学の考え方を知れる本だと感じました。
目次
第1章 あなたは「論理的」ですか? 第2章 「否定」というのは、実はとてもむずかしい 第3章 「かつ」と「または」 第4章 「ならば」の構造 第5章 命題論理のやり方 第6章 「すべて」と「存在する」の推論
詭弁論理学 改版 (中公新書 448)
「押しの一手の強弁」や「相手を丸め込もうとする詭弁」を見破るための本で、 論理学のあそびや論理パズルを通じて、強弁や詭弁の正体を見抜く方法を紹介しています。
人食いワニのパラドックスや死刑囚のパラドックスなど、 興味深い論理パズルが収録されており、 ギリシャの哲人・ソクラテスから寅さんまでが登場する、 楽しめる論理学の本となっています。
(読者の口コミより)・詭弁、読んで字の如く人の怒りを買う屁理屈のお話。何かにつけて「だって〜じゃん」とか言ってくる人。論点をすり替えイラつかせる人。ちょっと深い話もあるけど割と浅めによくまとまっている。例えも分かりやすくて良かった。
目次
1 議論の種々相(議論べたの悩み;無理押しの強み ほか) 2 強弁術(強弁術の誕生;小児型強弁 ほか) 3 詭弁術(詭弁術の誕生;強弁との境 ほか) 4 論理のあそび(やさしいパズル;説得ということ ほか)
数学教師が教える やさしい論理学
数学教師による、論理学の基礎を分かりやすく解説した書籍です。 本書では、「でない」「かつ」「または」「ならば」といった論理学の基本用語を、 表とベン図を用いて丁寧に説明しています。
複雑な社会で必要な最低限の共通認識を身につけるため、 日常会話から論理の重要性を示し、命題や集合の概念を段階的に紹介しています。 さらに、証明や背理法といった応用的な内容も取り上げ、 論理学と集合の基礎知識を学べる一冊です。
目次
プロローグ ちょっと気になる日常会話(論理は嫌い、だけど…;「安くて旨い」の否定は? ほか) やさしい論理学(第1章)論理を表で考える(「命題」という言葉に慣れよう;記号~、∧、∨を使おう ほか) やさしい論理学(第2章)論理を図形で考える(命題と条件;集合とは ほか) やさしい論理学(第3章)論理雑学(証明;背理法 ほか) 付録(非包括的離接について;「遊び」の答え ほか)
一歩ずつマスターする 論理学入門
論理学の基本から「証明」の組み立て方までを解説した入門書です。 自然演繹の証明体系を中心に、哲学や数学、情報科学、 認知科学など幅広い分野で役立つ論理的思考力を養えます。
豊富な練習問題や証明図、詳しい解答・解説が用意されており、 初学者でも無理なく学べる構成です。 発展学習用のサポートページや文献案内も充実しており、 論理学の面白さを実感しながら着実に力をつけたい方におすすめの一冊です。
目次
第1章 論理学の問題 第2章 日本語文の記号化と形式言語 第3章 命題論理の意味論 第4章 命題論理の証明論 第5章 述語論理の形式言語 第6章 述語論理の意味論 第7章 述語論理の証明論 解答と解説
論理学 考える技術の初歩 (講談社学術文庫 2369)
18世紀フランスの思想家エティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤックが最晩年に執筆した著作です。 コンディヤックは、デカルトの哲学に限界を感じ、 イギリスの経験論を取り入れ、感覚や記号に関する独自の思想を展開しました。
本書は、論理学の基本的な方法を学ぶための教科書として書かれ、 思考を正確にするための分析技術を解説します。 「正しく考える方法」を習得することを目指し、 推論や言語の使い方に焦点を当てています。
(読者の口コミより)・既知と未知を丁寧に切り分けて、世界を知るための地道な努力を続けることの大切さを教えている。
・難解な文章がでてくるが、それこそこの本に記載されてるように分析して自分の頭で考えて欲しい。
目次
第1部 自然はいかにして我々に分析を教えるか。また、この分析という方法に即して観念と心の諸機能の起源と発生を説明すると、どのようになるか 自然はいかにして考える技術の最初のレッスンを我々に与えるか 知識を獲得する唯一の方法は分析である。いかにして我々は分析という方法を自然そのものから学ぶか 分析は精神を正確なものにする いかにして自然は我々に感覚的対象を観察させ、さまざまな種類の観念を獲得させるか 感官で捉えられないものごとについての観念 同じ主題のつづき 心の諸機能の分析 同じ主題のつづき 感覚能力と記憶力の原因について 第2部 分析の手段と効果についての考察、すなわち、よくできた言語に還元された推論の技術 我々が自然から学んだ知識はいかにしてすべてが完全に結びついた体系をなすか。自然の教えを忘れたとき、我々はいかにして道に迷うか いかにして行動の言語が思考を分析するか いかにして言語は分析的方法になるか。この方法の不完全性 言語の影響について 抽象的で一般的な観念についての考察。推論の技術はいかにしてよくできた言語に還元されるか 言語の乱用を改善する唯一の手段は定義だと考える人がどれほど間違っているか 言語が単純であれば、推論はどれほど単純になるか 推論の技巧は何に存するか 確かさのさまざまな段階。明証性、推測、類推について
大人のための学習マンガ それゆけ! 論理さん (単行本)
マンガで楽しく学べる論理学の入門書です。
4人の高校生たちが学校の先生の指導のもと、論理学を学ぶ様子を描いています。 マンガ、解説、問題演習という構成になっており、 命題と真偽、条件文、必要条件・十分条件、逆・裏・対偶、推論、演繹、帰納などの 論理学で必要な基礎知識を学ぶことができます。
楽しみながら論理学を学びたいかたにおすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・とても分かりやすく、とても読みやすく、そして楽しい。こんな楽しい本で論理学が学べられるなんて、今の高校生は恵まれているなあ。
目次
論理って何だろう? ただしメーダイに限る―命題と真偽 違う、そうじゃない!―否定 コーヒー、紅茶、それとも両方?―かつとまたは もしも明日が晴れならば―条件文 これが必要、これで十分―必要条件・十分条件 ポチは犬、犬はポチ―逆・裏・対偶 だから、そうなんだ!―推論 ひとつではない、冴えたやり方―論理法則 隠れた前提を探せ!―演繹の評価 「すべて」と「ある」の話―述語論理 真実はいつもひとつ!とは限らない―帰納・仮説形成の評価