植物学を知るためのおすすめ本10選(2026年)
植物学は植物の構造、機能、進化、 生態を研究する生物学の一分野です。 植物の形態学的特徴から遺伝情報まで、幅広い観点から植物を研究します。 植物には葉の形、花の色、果実の味わいなど、 それぞれに秘められた進化の物語があります。
ここでは植物学に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム
植物学の世界的権威が植物の驚くべき能力を科学的に解明した書籍です。 トマトが危険を仲間に知らせたり、 マメ科植物が細菌と共生したりする例を挙げながら、 植物が持つ20の感覚や独自の社会システムを詳しく解説しています。
動けない生き物だからこそ発達させた知的な生存戦略や、 予測、学習、記憶、コミュニケーション能力など、 人間顔負けの知性を持つ植物の姿が明らかになります。 日常の植物の見方が変わる一冊です。
(読者の口コミより)・「植物には『脳』がない。だから意識というものは存在しない。だから知性はない」 なんていうのは、一見論理的に見える。 しかし、この本を読むとそれはまちがいであると気づかされる。
目次
第1章 問題の根っこ 植物は生物ではない? 昔からはびこる誤解 ほか 第2章 動物とちがう生活スタイル ミドリムシ対ゾウリムシ 「定住民」として進化する ほか 第3章 20の感覚 根っこの視覚 トマトの嗅覚 ほか 第4章 未知のコミュニケーション 植物の内部コミュニケーション 植物どうしのコミュニケーション ほか 第5章 はるかに優れた知性 脳がないなら知性はないのか? 人工知能から何か学ぶことはできるだろうか? ほか
FLORA 図鑑 植物の世界
スミソニアン協会とキュー王立植物園の監修による植物図鑑です。
植物界、花、根、葉、種子と果実、茎と枝、植物の科という7つのテーマで構成され、 1500点以上の美しい写真や博物画を収録しています。 根の奥深くから葉の先端まで、植物の各部位を詳細に解説し、 専門用語を極力避けながら植物の形態と機能をダイナミックに表現しています。
美しいビジュアルと分かりやすい解説で、 植物界の驚くべき多様性と神秘を余すところなく紹介する一冊です。
(読者の口コミより)・手にした時、思わず取り落としそうになったので、重さを量ったら、2.2kgもありました。 重さにふさわしく、ユニークな視点から植物の奥深い世界に肉薄した大型図鑑です。
目次
植物界 根 茎と枝 葉 花 種子と果実 植物の科
面白くて眠れなくなる植物学 (PHP文庫)
身近な植物の驚くべき生態や不思議な特性を紹介する一冊です。
花占いの必勝法や紅葉が赤くなる理由、 植物の血液型など、思わず「なぜ?」と考えたくなるトピックが満載です。 例えば、ちょうちょうが菜の葉にとまる理由や、 水戸黄門の印籠に使われているフタバアオイの秘密など、 植物にまつわる興味深い話題を幅広く取り上げています。
植物の謎を分かりやすく解説し、植物学の魅力的を伝えています。
(読者の口コミより)・野菜や果物など身近な植物を題材にしているので、何気なく見ていた植物も生物学的にみるとそういう意味があったのかという驚きがありますす。難しい内容ではないので、子供にも(勿論大人にも)おすすめです。
目次
1 すごい植物のはなし ウイルスとともに生きる 木はどこまで大きくなれるのか? 植物のダ・ヴィンチ・コード ほか 2 面白くて眠れなくなる植物学 芽が出ない… 竹は木か草か? ニンジンの上手な描き方 ほか 3 読み出したらとまらない植物のはなし 赤ちょうちんは熟した果実!? 草原の物語 台所の植物学 ほか
植物の体の中では何が起こっているのか (BERET SCIENCE)
動けない植物が地球上でいかに繁栄してきたかを解き明かす一冊です。
植物が環境を感知し適応するメカニズムを詳しく解説しています。 光合成の仕組みや植物ホルモンの働き、環境応答など、 植物の体内で起こる驚くべき現象を紹介。
例えば、発芽のタイミングや花を咲かせる仕組み、 紅葉の理由など、植物の一生を通じて見られる興味深い現象を科学的に解明しています。
植物の巧妙な生存戦略がわかる書籍です。
(読者の口コミより)・生物としての「植物」の環境対応には驚かされることばかりです。 この本で解説された「光合成」ほかの記事では、久しぶりに 知ることの喜び を味わうことができました。
目次
序章 動かない植物が見せる驚異の力 1章 光合成―太陽の力を生きる力に変える仕組み 2章 環境応答―生まれた場所で生き抜くための仕組み 3章 植物ホルモン―植物の成長を左右するカギ 4章 生活環―動かない植物が送る激動の一生 5章 呼吸と代謝―植物の起源のナゾに迫る
怖くて眠れなくなる植物学 (PHP文庫)
植物の驚異的な生態を「怖い」という視点から紹介する一冊です。
ライオンを殺すほどの毒を持つ植物や、絞め殺し植物と呼ばれるガジュマルなど、 恐るべき植物の世界を解説します。 また、幽霊が柳の下に現れる理由や、除草剤に耐性を持つスーパー雑草の存在など、 興味を引く話題が満載です。
植物の不気味さや神秘性を通じて、 人智を超えた自然の力を感じさせる一冊です。
(読者の口コミより)・知らなかった植物の話がたくさんで面白かったです。彼岸花とかほおずきなど、身近な植物の背景にある怖い話に驚きました。ナス科の植物の面白さ、毒の魅力・中毒性の面白さ、興味深かったです。
目次
1 植物という不気味な生き物 何度でも蘇る 不老不死の生き物 ほか 2 奇妙な植物 もし、あなたが虫だったら 人食い植物の伝説 ほか 3 毒のある植物たち 毒の森でリフレッシュ 毒を使うプリンセス ほか 4 恐ろしき植物の惑星 共生の真実 操られしもの ほか
植物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE)
講談社の動く図鑑MOVEシリーズの「植物」編。 植物の驚くべき姿と不思議な生態を、 映像と美しい写真で体感できる新しいタイプの図鑑です。
NHKのスペシャル映像を収録した66分のDVDとストリーミングが付属。 ラフレシアの開花やウミショウブの受粉など、 動く植物たちの神秘を迫力の映像で紹介します。
図鑑ページは黒背景を採用し、淡い花びらまでくっきり観察可能。 キャベツの“会話”など、最新の植物研究を解説するコラムも充実しています。 美しい生態写真と分かりやすいイラストで、子どもも大人も夢中になれる一冊です。
(読者の口コミより)・どのページも植物の写真が綺麗で、親としても読んでいて楽しいです。
・和名、科、分布、原産地、毒の有無、食べられるか否か、花の時期など充分な情報量です。
目次
植物のからだ まちの植物 春 まちの植物 夏 まちの植物 秋・冬 田畑・野の植物 春 田畑・野の植物 夏 田畑・野の植物 秋・冬 雑木林の植物 春 雑木林の植物 夏 雑木林の植物 秋・冬 山の植物 春 山の植物 夏 山の植物 秋 水中・水面の植物 海辺の植物 野菜 人に役立つ植物1 くだもの 人に役立つ植物2 穀物 人に役立つ植物3
植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま (ブルーバックス B 2257)
ダイコンの根の場所による辛さの違い、葉のギザギザが果たす意外な役割、 巨大な植物細胞の存在、樹木の根がアスファルトを押し上げる仕組みなど、 私たちの身近にあるのに理解していない植物の謎を解き明かす一冊です。
3,000件以上の質問の中から厳選した60問を取り上げ、専門知識をやさしく解説。 味や色、花や葉の形、細胞の働きから、環境への適応や他の生物との関わりまで、 幅広いテーマを網羅しています。 知れば知るほど面白い、植物の世界への格好の入口となる一冊です。
(読者の口コミより)・自分の知りたいことだけを読めばいいやと思っていたのですが、何故だ、昔はちょっと疑問に思ったけれど、スルーしていたものがたくさんあり面白かったです。一つの質問に対して、答えは丁寧でかなり専門的な言葉も出てきます
目次
第1章 食べられる植物―味、色、実のなり方に隠されたナゾ 第2章 花―きれいな花に隠された植物の生きざま 第3章 葉―色、形、数にはワケがある 第4章 色―植物の多様な色とその変化の不思議 第5章 細胞と代謝―細胞壁や光合成―植物ならではの生命の仕組みとは 第6章 植物ホルモン―植物のふるまいを司るシグナルの秘密 第7章 動き・成長―ダイナミックな動きや学習まで!植物の力にまつわるナゾ 第8章 コミュニケーション―他の生物をも操っているかもしれない、多様な戦略 第9章 環境―あらゆる環境で生き残れる巧みなメカニズム 第10章 自由研究―身近な植物の素朴なナゾ
植物学「超」入門 キーワードから学ぶ不思議なパワーと魅力 (サイエンス・アイ新書)
植物の驚くべき能力と魅力を、キーワードを通じてわかりやすく解説した一冊です。
「めしべ」や「おしべ」といった基本的な用語から、 「エチレン」などの化学物質、「光周性」のような植物特有の性質まで、 幅広いトピックを取り上げています。
例えば、植物が暗闇の15分の違いを感知して開花を決定する能力や、 「フィトクロム」による光の感知メカニズムなど、植物の驚異的な能力が紹介されています。
(読者の口コミより)・植物関係の仕事をしていて、基本的なことは理解しているが、生態的なことを学びたかった。まさに知りたかったことや、植物生態学的なことを学ぶ第一歩として最高の本でした。
目次
第1章 「芽生え」と「成長」に学ぶ (芽生えの姿に学ぶ;成長に潜む性質) 第2章 「光合成」に学ぶ (光合成を知る;光合成から植物を分けると) 第3章 「花」から学ぶ (ツボミの形成;開花) 第4章 「果実」から学ぶ (受粉から受精まで;果実と種子の形成) 第5章 不都合な環境に抗う姿から学ぶ (種子と芽の休眠と発芽;不都合な環境との闘い;葉の老化と落葉;生き方は、さまざま)
植物たちに心はあるのか (SB新書 688)
サクラが一年をかけて花の準備をする姿、声をかけられて健やかに育つ園芸植物、 触れると葉を閉じるオジギソウ、暗闇でも上へ伸びるモヤシ、 さらには金鉱脈を探り当てるユーカリ――植物の行動には、 まるで「心」があるかのような驚きの工夫が隠されています。
植物生理学の専門家である著者が、数多くの植物を題材にその生き方を紹介。 光や水を求める工夫、子孫を残そうとする戦略、環境に適応するしなやかな力などを、 「心」をキーワードに解き明かします。 植物の姿に生きるヒントを見いだせる、知的好奇心を刺激する一冊です。
(読者の口コミより)・植物の生きる気持ちが伝わってきました。小学生から大人まで、家族みんなが読みました。すらすら読めて、とっても良かったです。
目次
第一章 植物たちの生き方に心を感じる 植物たちは、「動きまわりたい」と思っているのか? 植物たちは、「光を欲しい」と思っているのか? 植物たちは、「水を欲しい」と思っているのか? 植物たちは、「二酸化炭素を欲しい」と思っているのか? 第二章 子孫の繁栄を願う親心 植物たちが、花に込める思いとは? 「一人ででも、子どもを残したい」という思いを遂げる! 第三章 からだを守り、命をつなぐための心意気 「暑さや寒さに打ち勝つ!」という心意気 「紫外線に負けない!」という心意気 食べられる宿命に備える心意気 第四章 まるで心があるかのような反応 刺激に反応する心があるかのようなしくみ 人間の刺激に心で反応するようなしくみ 第五章 植物の心、日本の心 サクラの心情を探る! 「日本人の心の花」は?
植物学者の散歩道
東京大学大学院准教授で日光植物園園長の舘野正樹氏が綴る、 植物の驚くべき生態を紹介するエッセイ集です。
可憐な花から深い森の巨木まで、 様々な植物が環境に適応し子孫を残すために続けてきた何億年もの進化の旅を 60篇のエッセイで描きます。
土や水、大気、太陽、虫、鳥、菌類、そして人間活動との複雑な関わりを通じて、 植物の不思議さと美しさを科学的な視点から解説しています。
(読者の口コミより)・舘野先生の生い立ちも絡めながら、様々な植物に関わるショートエッセイとして綴られる。植物学者としての視点も加わり、軽妙なタッチのなか、知的好奇心も掻き立てられ、こどもからおとなまで楽しめる作品。
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