木皿泉のおすすめ本8選(2026年)

夫婦脚本家・小説家の木皿泉の作品には、誰もが抱えている感情や悩みに寄り添い、 あたたかく包み込んでくれる力があります。 どの物語も読後に穏やかな余韻を残し、心を軽くしてくれる不思議な魅力が満載です。

ここでは木皿泉に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫 き 7-7)

昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫 き 7-7)
木皿 泉(著)
発売日: 2016-01-07

夫を亡くした嫁のテツコと義父のギフが同居生活を送る物語です。 7年前に25歳で亡くなった一樹の死を、 2人は周囲の人々との関わりを通してゆっくりと受け入れていきます。 テツコの新しい恋人や一樹の幼なじみなど、 様々な人物が登場し、日常の中で喪失と向き合う姿が描かれています。

人気脚本家・木皿泉による初の小説で、 本屋大賞第2位を受賞した感動作です。 書き下ろし短編「ひっつき虫」も収録されています。

(読者の口コミより)

・生きることは物語を紡ぐこと、誰かとの別れは終わりではなくて、続いていくことなんだと感じました。私たちの身近にあるだろうささやかな物語が日々の困難や迷いから解放してくれる本です。

カゲロボ (新潮文庫)

カゲロボ (新潮文庫)
木皿 泉(著)
発売日: 2022-05-30

人間そっくりのロボットが社会に潜んでいるという都市伝説を題材にした連作短編集です。 学校や職場、家庭に入り込み、 いじめや虐待を監視する「カゲロボ」の存在を軸に、 9つの物語が展開されます。

カゲロボと噂される女子生徒の秘密や、 成長の遅い娘を「交換」しようとする母親の話など、 現代社会の闇や人間関係の機微が描かれています。 木皿泉の繊細な筆致で、孤独や不安を抱える人々の心に寄り添う、 心揺さぶる作品集となっています。

(読者の口コミより)

・大変面白かった。一行一行、味わいながら繰り返し読めます。 純文学との境界線を考える必要性がわからなくなるほどに、 この小説は優れていて、そして新しいと思いました。

さざなみのよる (河出文庫)

さざなみのよる (河出文庫)
木皿泉(著)
発売日: 2020-11-05

43歳で亡くなった小国ナスミの存在が、 湖の波紋のように周囲の人々に広がっていく様子を描いた感動作です。

富士山麓でマーケットを営む小国家の次女であるナスミは、 一度は家出をして東京へ行きますが、結婚後に故郷に戻ります。 彼女の言葉と存在は、家族や友人、 さらには彼女を知らない次世代の子どもたちにまで影響を与えていきます。

命のきらめきと人々のつながりを描き出した本作は、 2019年本屋大賞にもノミネートされました。

(読者の口コミより)

・この本を読みながら自分の死んだ後を想像しました。 ヒトの存在意義、存在価値とは何かを考えながら、何度も泣きそうになりました。

すいか 1 (河出文庫)

すいか 1 (河出文庫)
木皿 泉(著)
発売日: 2013-08-06

東京・三軒茶屋の下宿「ハピネス三茶」を舞台に、 血のつながりのない4人の女性の日常を描いた作品です。 大家のゆか、住人の夏子、絆、 基子という年齢も職業も異なる女性たちの等身大の会話が胸に響きます。

一方で、3億円を横領して逃走中の基子の同僚の物語も並行して描かれ、 日常と非日常が交錯します。木 2003年に向田邦子賞を受賞した伝説的なドラマの原作であり、 温かみのある共同生活の魅力が詰まった一冊です。

(読者の口コミより)

・再放送をみて「スイカ」にはまりました。 ハピネス三茶の住人、教授、もとこ、きずな、ユカや、バー「泥舟」のママにいたるまで、出てくる人がおもしろすぎます。本書は、ドラマの脚本ですが、いろいろなシーンが脳内で再生され、文字によるセリフも印象的。物語の「その後」も楽しめました。

すいか 2 (河出文庫)

すいか 2 (河出文庫)
木皿 泉(著), 山田 あかね(著)
発売日: 2013-08-06

木皿泉と山田あかね氏によるドラマ脚本を収録した文庫作品です。

34歳で独身、実家暮らしの信用金庫OL・基子を中心に、 双子の姉を亡くした漫画家の絆、信念を貫く大学教授の夏子、 幼少期に母と別れた大家のゆかちゃんという4人が、 ひと夏を共に暮らす日々が描かれます。

特別な事件は起こらなくとも、親からの自立や大切な人との別れ、 生きていく時間の重みが静かに心に残ります。 さらに10年後の姿を描いた書き下ろしも収録され、 平凡な日常の中にある幸せをあらためて感じさせてくれる一冊です。

(読者の口コミより)

・もう本当に完璧なドラマ脚本。好きすぎる。10年後のおまけもすごくよかった。

・あっという間に読んでしまった。 面白すぎる。

木皿食堂(4)-毎日がこれっきり (双葉文庫 き 26-05)

木皿食堂(4)-毎日がこれっきり (双葉文庫 き 26-05)
木皿 泉(著)
発売日: 2024-04-10

夫婦脚本家・小説家として人気の木皿泉による日常エッセイ集の第四弾です。 夫婦の何気ない会話や日々の出来事から、 人生の機微や幸せのカタチを見出す著者の視点が魅力的です。

エッセイの他にインタビューや書評、ショートドラマのシナリオも収録されています。 木皿泉が脚本を手がけたドラマ 『野ブタ。をプロデュース』の主演俳優・亀梨和也との対談も含まれています。 日常の中に隠れた幸せを発見したい読者におすすめの一冊です。

目次

1 嘘偽りなく生きてゆく場所―(木皿食堂;マイシークレットライフ;台所の穴;「好き」は無敵)
2 ぴったりの言葉なんて見つからない―対談 亀梨和也(歌手・俳優)×木皿泉
3 結局はやりたいと思う気持ち―インタビュー
4 現実から物語へ、物語から現実へ―書評
5 すべては一回こっきり―シナリオ ショートドラマ『これっきりサマー』

くらげが眠るまで (河出文庫 き 7-10)

くらげが眠るまで (河出文庫 き 7-10)
木皿 泉(著)
発売日: 2019-11-07

木皿泉による初期の傑作コメディドラマのシナリオ本です。 年上で頼りないバツイチ夫・ノブ君と、 しっかり者の若妻・杳子の日常を描いています。 二人きりの生活は楽しくも、時にドタバタとした展開。 ノブ君が前妻との思い出を間違えて口にしたり、 突然義姉が訪ねてきたりと、波乱も起こります。

しかし、そんな中にも暖かさと幸せな笑いが溢れています。 主に二人の会話で構成されたシナリオは、 夫婦の姿を想像させる魅力的な作品です。

木皿食堂2 6粒と半分のお米 (双葉文庫)

木皿食堂2 6粒と半分のお米 (双葉文庫)
木皿 泉(著)
発売日: 2018-01-10

人気シリーズ『木皿食堂』の第二作です。

日々の思いや経験を綴ったエッセイに加え、創作の原点を語るインタビューや、 俳優・佐藤健氏との真摯な対談を収録。

さらに、文化庁芸術祭ラジオドラマ部門に出品されたシナリオ「どこかで家族」をはじめ、 シナリオ講座や評論など、物語を「生きる力」として届けてきた木皿泉の歩みが詰まっています。 読むほどに心に沁み込み、明日を生きる勇気を与えてくれる一冊です。

(読者の口コミより)

・この本には、エッセイ、インタビュー以外にラジオドラマのシナリオが収録されています。 木皿泉はシナリオがずば抜けて面白い。シナリオを読むだけでも価値ある一冊です。

目次

1 自分の信じる力を、信じる―エッセイ
2 死ぬほど考え抜くこと―インタビュー
3 現場の力を、信じている―対談
4 好きなものを守るために―解説・書評・映画評
5 物語は誰のものか―シナリオ講座
6 逃げるってことは―シナリオ


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