弓道のおすすめ本9選(2026年)
弓道はただのスポーツではありません。 心と体を一つにし、深い精神性を伴う伝統的な武道です。 しかし、初心者にとってはその道を歩むことは一筋縄ではいきません。 どのように射法を習得し、心を落ち着けて集中を高めるか、 そして無駄なく力を伝えるための体の使い方──そのすべてにおいて、 知識と経験が重要となります。
ここでは弓道に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
ドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルが日本滞在中に学んだ弓道を通じて、 禅の奥義に触れた名著です。
弓道の稽古を通じて「無心」の境地に至る過程を描き、 精神集中と身体の調和がいかに重要であるかを説きます。
特に、「考えるのをやめなさい」という師の教えに従い、 自我を捨てて的を射ることが、禅の真髄に通じることを示しています。 鈴木大拙の序文や、武士道的な弓道に関する講演録も収められ、 日本の武道や禅の哲学を深く理解することができます。
(読者の口コミより)・一気に読んでしまった。自分は弓道はやらないけども、武術をやる人、瞑想、禅をやる人で行き詰まりを感じてる人は絶対に読んだ方がよいとお勧めします!言葉遣いは難解なところもあるけども、基本的には内容は実践者には平易な内容です。
目次
講演 武士道的な弓道 弓と禅 弓道を学び始めた経緯 稽古の第一段階―引き分けと呼吸法 稽古の第二段階―離れの課題 無心の離れ―「精神現在」 日本の教授法と達人境 破門事件と無心の離れ 稽古の第三段階―的前射―射裡見性 稽古の第四段階―弓道の奥義の示唆 剣道と禅との関係 術なき術の道から禅へ
弓の道 正法流入門: 武術としての弓道技術教本
弓道正法流の創始者である吉田能安氏の教えを集大成した基礎的な教本です。 正法流の射義や射法の特色から始まり、 射法八節の詳細な解説、手の裏や息合いの技術、 さらには審査基準や礼射まで、幅広く網羅しています。
弓道を単なる的中を目指すスポーツではなく、 無限に飛んでいく矢を追求する武道として捉えています。 吉田能安氏の遺稿も収録されており、 弓道を通じた人格の涵養や「弓道禅」の思想にも触れることができる一冊です。
(読者の口コミより)・射法の基本的考え方について参考になった。 離れでぶれない弓手の働かせ方が解った。
目次
第1章 射義体配(正法流の射義・射法の特色;正法流の体配と射法八節) 第2章 射法八節(射法八節精解) 第3章 手の裏(正法流の手の裏) 第4章 息合い(正法流の「息合い」) 第5章 評価の観点(審査における評価の観点と自習に必要な留意点) 第6章 礼射(正法流の礼射(射礼):巻藁礼射について) 第7章 遺稿集(吉田能安先生遺稿より) 第8章 吉田能安年譜
弓道の生理学【身体がわかると“射”が変わる!】
弓道家のための身体科学の書籍です。 長年の指導経験と身体ケアの専門知識を活かし、 弓道における身体の重要性を詳細に解説しています。
基本的な身体構造の理解から始まり、射法八節の各動作を生理学的に分析し、 適切な動きや陥りやすい失敗について具体的に説明しています。 さらに、ケアとトレーニングの方法まで網羅し、 的中率の向上や身体への負担軽減につながる実践的なアドバイスを提供しています。
(読者の口コミより)・これまでのHowTo本と違い射技に関することは一切無しという思い切った構成ながら身体の使いかたがぎゅっと凝縮された1冊です。自分の射に疑問を持ち始めた初心者から指導者側にも刺さると思います
目次
第1章 あなたの弓道大丈夫? あなたの目標は何ですか? 目標に応じた努力をしていますか? ほか 第2章 自分の体を知る 関節、骨、筋肉の基礎の基礎 身体を構成しているもの ほか 第3章 射法八節と身体の動き 自分の身体に合った八節とは? 動きを生み出すとはどういうことか? ほか 第4章 ケアとトレーニング ケアとは? トレーニングとは? ほか
誰も教えてくれなかった!見取り稽古のコツ ―あらゆる武道の上達出発点
「見て学ぶ」ことの本質を明らかにする書籍です。 守屋達一郎氏が、武道の根幹ともいえる「見取り稽古」の極意を解説しています。
相手の力の入り具合や止まっている部分の動き方など、 上達の鍵となる観察の視点を具体例で紹介。 居合や弓道など、あらゆる武道・スポーツにも応用できる“観る力”の鍛え方を提案します。
古武術の知恵と最新の身体理論を融合し、 「なぜ上達できないのか」に答える一冊。 上達に直結する“物の見方”が学べます。
目次
第1章 見取りとは? 不透明な見取り稽古 ミラーニューロンを体験する ほか 第2章 体を考える~統一体のススメ 構造体という観点 からだを考える ほか 第3章 見取りの方針~何をどう見るか? 構造体イメージ間に必要な思想転換 動きの質を洞察する ほか 第4章 ヒビカンのススメ~日常に見取る 日々、観察に値するものばかり 日常観察のポイント
弓道読本-復刻版 (単行本)
1976年の初版以来、多くの弓道家に読み継がれてきた書籍の復刻版。 唐沢光太郎氏が60年にわたる実践と研究の成果をまとめた現代弓道の名著です。
自然体の射法を確立し、弓術を科学的に解明した内容で知られています。 基礎から高度な射法まで幅広く網羅し、人体の生理学的観点から弓道を分析。 「二本の線」や「自然体と十文字の伸び」など、独自の理論を詳細に解説しています。
(読者の口コミより)・かなりの間、4万円近い値段で取引されていた本。不朽の名著が楽に手に入るようになった。
・長年 図書館やネットで探していた本の復刻版が出たと聞き即購入した。内容は今読んでも新鮮で参考になる。
目次
あるべき現代の弓道 昔の射法 生理より見た射形の実態 二本の線 自然体と十文字の伸び 弓射における筋の生理的分類 主伸 上腕二頭筋と三頭筋の作用 助伸と弾基伸 行射中主に使われる主働筋の左・右差 「自然体」の射法八節 消化された体技 早気ともたれ 基本に徹すること
弓道 基本と上達法 (PERFECT LESSON BOOK)
全国制覇を果たした立命館大学の監修による弓道教本です。 初心者から経験者、指導者まで幅広い読者を対象に、 弓道の基本と上達法を詳細に解説しています。
世界大会優勝者をモデルに、射法八節や射癖の矯正、トレーニング方法など、 実践的な内容を豊富な写真と図で分かりやすく説明しています。 猿腕の射法や早気への対処法など、現場で役立つ具体的なアドバイスが盛り込まれており、 「正射必中」を目指す弓道愛好家にとって貴重な一冊です。
(読者の口コミより)・弓道稽古の際に指導者の先生からこの本も薦められました。 高校生や大学生むけに解説されているようですが、一般むけとしても、 歴史や技術の部分はもちろん、審査や試合の際の丁寧な解説は斬新なところで大変参考になります。
目次
第1章 弓道を学ぶ前に知っておきたいこと 第2章 射法八節 第3章 基本・体配 第4章 射癖の矯正 第5章 トレーニング 第6章 弓具の基礎知識 第7章 稽古と試合の心構え
写真と動画でよくわかる はじめよう弓道
初心者向けの弓道教本です。
豊富な写真に加え、QRコードから動画も視聴できるため、 弓具や道着の扱い方、弓道八節、ゴム弓や巻き藁を使った練習法、 射癖の直し方まで、具体的なステップを視覚的に学べます。
稽古の進め方や大会・審査への参加方法、 精神面での悩みへの対処法も丁寧に解説。 用語集も収録されており、 初心者がつまずきやすいポイントをしっかりサポートしてくれる一冊です。
射法八節が詳しく紹介されているのはもちろんですが、はじめる際の心得から、練習の進め方、道具や審査・大会のことまで載っているので、弓道をまだよく知らないまったくの初心者に最適の本だと思います。目次
はじめに 第一章 弓道を始める前に 弓道ってどのようなもの? 武道における弓道の位置づけ 弓道の歴史 弓道のはじめ方 弓道をはじめる際の心得 第二章 弓道の基本を学ぼう 弓の引き方と射法八節 斜面打起し法による射法八節 基本体を身につける 第三章 稽古をはじめよう 稽古の順序 矢番え動作から的前稽古まで 日々の稽古と稽古法の工夫 第四章 弓具・施設の準備と扱い方 弓具の準備 道具の手入れ 第五章 射癖への対処 射癖はどう直す? 精神面で悩んだら 第六章 競技大会への参加と審査の受審 競技大会への参加 審査の受審 学校卒業後の弓道との付き合い方~あとがきにかえて 用語索引
型の完成にむかって 普及版
弓道範士九段の浦上博子氏が長年の修錬と指導経験から得た知見をまとめた弓道書です。 日置流印西派の伝統を継承しつつ、 しなやかで揺るぎない「型の完成」に向けた心身の在り方を易しく解説しています。
射法八節の詳細な解説から、 競技や審査に臨む心構えまで幅広くカバーし、 特に「集中力」や「緊張」の扱い方など、実践的なアドバイスが豊富です。 弓道だけでなく、他のスポーツや武術にも通じる身体技法の本質に迫る内容となっています。
(読者の口コミより)・とても勉強になる内容でした 悪癖の原因と正すべき箇所 基本に忠実であるべき本質 一生大切に読み返したい本に出会いました
目次
序論 かたちと型 射法八節 足踏みについて 中心線について 取懸けと勝手の手の内 手の内について ほか 経験と修錬 競技や審査に臨んで 経験について 待つ 逸る ほか
はじめての弓道: 美しい所作が身につく。心と体を鍛えて健やかにする。
弓道を始めたい人に向けて、基礎からしっかり学べる一冊です。 弓道の歴史や魅力から、基本の姿勢や動作、射法八節、弓具の取り扱い方法まで、 初めての人でもわかりやすく解説しています。
射癖の予防や改善方法、競技や段級試験に挑戦するためのポイントも紹介。 弓道を通じて心と体を鍛える方法を学び、 集中力や美しい所作を身につける手助けとなる内容です。
(読者の口コミより)・まったくの初心者で弓道教室に通い始めた際に、補助教材的なつもりで読み始めました。 教室で習うことと本書の内容は見事に一致しているので、稽古に迷いが生じることなく励めています。
目次
第1章 弓道の歴史とその魅力 第2章 基本の姿勢・基本の動作を身につける 第3章 射法八節を学ぶ 第4章 射癖を克服する 第5章 弓具を知る 第6章 競技・段級審査に挑戦する 第7章 弓道場でのルールとマナー これだけは知っておきたい弓道用語集
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