楠木正成を知るためのおすすめ本10選(2026年)
「七生滅賊」――何度生まれ変わっても忠義を尽くすと誓った楠木正成。 その名は戦国武将の中でもひときわ鮮烈な輝きを放ちます。 彼の活躍は単なる戦いの記録を超え、 時代ごとに新たな解釈を生み出してきました。
ここでは楠木正成に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
楠木正成(上)-新装版 (中公文庫 き 17-16)
北方謙三氏による『楠木正成』の上巻。 鎌倉幕府が揺らぐ末期の動乱期に、 草莽から立ち上がった武将・楠木正成氏の志と戦いを描いた力作です。
畿内の流通を押さえる「悪党」として生きていた正成氏は、 時代の転機を見据え、後醍醐天皇の討幕に応じて六波羅探題に挑みます。 寡兵でありながら巧みな戦術で幕府軍を翻弄し、 日本史上屈指の知将として名を刻むその姿が、 力強い筆致で描かれています。
(読者の口コミより)・尊皇忠義の人という従来の正成のイメージより、はるかにリアルで人間的な 正成が描かれてます。
目次
第一章 悪党の秋 第二章 風と虹 第三章 前夜
国家はいかに「楠木正成」を作ったのか: 非常時日本の楠公崇拝
楠木正成氏がいかにして国家によって“忠義の象徴”として利用されてきたのかを、 歴史的・文化的視点から検証する一冊です。
教科書や文学作品、政治家や思想家による正成氏の称揚の過程をたどり、 「楠公精神」が戦時の玉砕や特攻思想とどのように結びついていったのかを明らかにします。 歴史がつくり出す“英雄像”の裏側を探る一書です。
目次
第1章 「逆賊」礼賛―中島久萬吉商工相の「尊氏問題」 中島久萬吉 波乱の貴族院本会議 ほか 第2章 楠木正成はいかに教えられたか―臣民教育の中の大楠公 国史教科書の中の楠公父子 楠木正成はいかに教えられたか 第3章 非常時の祝祭―楠公顕彰の立役者たち 言論報国七〇年―徳富蘇峰 昭和の楠木正成―荒木貞夫 ほか 第4章 昭和太平記―非常時「楠公小説」案内 菊池寛 直木三十五 ほか 終章 祭りのあと―大鳥居崩落 湊川神社と藤巻正之宮司 大鳥居の建設、そして崩落 ほか
楠木正成(下)-新装版 (中公文庫 き 17-17)
北方謙三氏による『楠木正成』の下巻。 信念に生きた名将・楠木正成氏の最期を壮絶に描いた歴史小説の完結編です。 幕府の圧倒的な兵力を前に、正成氏は知略を駆使して戦い抜き、 赤松円心氏や足利高氏(のちの尊氏)らとともに京を奪還。 建武の新政を実現させます。 しかし、時代の流れに抗いきれず、信念を抱いたまま死地に向かうその姿には、 深い悲哀と誇りが宿ります。重厚な筆致で描く感動の南北朝絵巻です。目次
第四章 遠き曙光 第五章 雷鳴 第六章 陰翳 第七章 光の匂い 第八章 茫漠 第九章 人の死すべき時
楠木正成 知られざる実像に迫る
南北朝時代の名将・楠木正成氏の実像を、 最新の文献史学の視点から検証する一冊です。
『太平記』に描かれた笠置での行動や千早城の籠城、湊川での最期まで、 その逸話の真偽を同時代の史料から読み解きます。 加えて、正成氏ゆかりの地・千早赤阪村での顕彰活動の歴史も紹介。 史実と伝承の間で揺れる英雄の真の姿に迫る、読み応えある歴史研究書です。
目次
楠木正成の実像に迫る 楠木氏の出自と正成の実像 楠木正成の挙兵 正成の再挙と鎌倉幕府の滅亡 建武の新政と正成 建武政権の崩壊 正成の最期 楠公顕彰と千早赤阪村 江戸期の顕彰 明治前期の顕彰 大正期 昭和前期
室町人物伝 楠木正成 (コミック版 日本の歴史)
コミック版日本の歴史「楠木正成」編。 後醍醐天皇の討幕計画に加わり、 乱れた時代に正義を貫いた知将・楠木正成氏の波乱に満ちた生涯を描いたコミック伝記です。
地頭の横暴から民を守る“悪党”として立ち上がり、 千早城での籠城戦や建武の新政、湊川の戦いまで、 命を懸けて戦い抜いた姿が迫力あるまんがで描かれています。 豆知識や年表も収録され、正成氏の人物像に深く迫れる一冊です。
(読者の口コミより)・後醍醐天皇に仕えた武将楠木正成を描いた作品。 千早城での攻防なども描かれ、あらましであるが、楠木正成の人生をかいま見ることができる漫画。 こどもが読むためにかったけど、結構、たのしそうに読んでいました。
目次
第1章 正義の悪党 第2章 正成挙兵 第3章 千早城の戦い 第4章 建武の新政 第5章 湊川の戦い 楠木正成を知るための基礎知識
建武中興と楠木正成の真実
楠木正成氏の子孫である山下弘枝氏が、 自らの視点で語る“知られざる正成像”に迫った歴史評論です。
戦後の占領政策によって歪められた歴史認識や、 「悪党」とされた評価の再検証を通じて、正成氏の真の姿を浮き彫りにします。 後醍醐天皇とともに目指した「建武中興」とは何だったのか、 そして日本の「国體」とは何か。 現代の私たちにも問いかけるメッセージが込められた一冊です。
(読者の口コミより)・知られざる歴史を伝える良著
・南北朝に関する本はいくつも読んでいましたが、 小楠公の遺児のことや他にも多数の知らなかったことが書かれていて新鮮な読後感がありました。
目次
第1章 楠木正成と彼らが目指した建武中興を知らずして「国體」は語れない 戦後の占領政策によって歴史から封印された楠木正成 楠木正成は日本一のヒーローだった ほか 第2章 楠木正成は「悪党」ではない 「楠木正成悪党説」は戦後の歪曲された自虐史観によって生まれた NHK大河ドラマ『太平記』は『太平記』とは全く別物 ほか 第3章 楠木正成の献策を退けた後醍醐天皇の真の思い 足利尊氏の野心を真っ先に見抜いた大塔宮護良親王 「足利高氏」から「足利尊氏」へ ほか 第4章 後醍醐天皇・楠木正成が目指した「建武中興」とは「国體の中興し」である 民の安寧を第一とした後醍醐天皇の治世 歴代天皇が多くの御製を詠まれる意味 ほか 第5章 楠公精神こそ、今後の日本再生の要だ 敵も味方も楠木正成を大絶賛 後醍醐天皇の遺言の真意 ほか
[復刻版] 少年楠木正成の精忠(GHQ焚書書籍)
戦前の日本で少年少女に向けて書かれた歴史小説で、 智勇と忠義を兼ね備えた武将・楠木正成氏の生き様を生き生きと描いています。
昭和11年に出版された本作はGHQによって焚書とされましたが、復刻。 千早城での籠城戦や息子との涙の別れ、 逆境の中で人々をまとめた統率力など、知略と信念に満ちた正成氏の姿が鮮やかに蘇ります。 「楠公精神」とは何か――日本人の心の源流に迫る一冊です。
(読者の口コミより)・楠木正成という人物の人間性が良く解りやすく書かれていて一気に読める程面白かった。
教科書が教えない 楠木正成 (産経NF文庫)
産経新聞取材班が、彼の「滅私奉公」の精神に焦点をあて、 その戦術や人物像を新たな視点で紹介する一冊です。楠木正成 河内熱風録
戦の天才・楠木正成氏の人間味あふれる姿を、 河内弁を交えて生き生きと描いた歴史小説です。
下赤坂城、千早城、そして湊川の戦いまで、 鎌倉幕府との戦いや足利尊氏氏との決戦に挑む激動の5年間を描写。 奇抜な戦術で劣勢を覆す知略の武将でありながら、 郷土・河内の民や仲間、家族を深く愛する優しさに満ちた人物像が胸を打ちます。 「忠臣」「軍神」ではない、もう一つの楠木正成像に出会える一冊です。
(読者の口コミより)・余計な人物や出来事を排し「河内の土ン侍」の楠木正成にだけフォーカスした点を評価したい。 ひたすら正成が歴史に登場した5年間のみを描いたことが、この本を成功に導いていると思う。
目次
序 章 望楼の男 第一章 河内の土ン侍 第二章 笠置山 第三章 坂東武者 第四章 大塔宮 第五章 炎上 第六章 雌伏 第七章 瀧覚 ほか
日本の偉人物語10 ―楠木正成 南方熊楠 牛島満- (日本の偉人物語 10)
楠木正成、南方熊楠、牛島満の生涯と功績が語られます。 正成氏は後醍醐天皇に忠義を尽くし、 明治維新の志士たちに大きな影響を与えた戦国武将。
南方氏は在英中に培った学識で「大不思議」の世界を追究し、 昭和天皇にも評価された希少な大学者。 そして牛島氏は沖縄戦で部下に慕われ、 米軍を震撼させた名将。日本精神の粋を伝える一冊です。
目次
第1話 楠木正成 ―― 日本人の高貴なる生き方の手本 1、後醍醐天皇と楠木正成 2、正成だけが出来た古今独歩の戦い 3、建武中興の意義 ――明治維新の原動力 4、七生報国 第2話 南方熊楠 ―― 「大不思議」を探求した「日本人の可能性の極限」 1、日本が生んだ世界的大学者 2、「日本の名を天下にあげて見せる」 ――在英8年間の精進努力 3、熊楠の学問・思想の深化 ――「大日如来の大不思議」の世界 4、古今独歩の大学者 ――日本の至宝の一人 第3話 牛島満 ―― 皇国を救った沖縄玉砕戦 1、偉大なるかな人格の力 ――部下が脱服した名将 2、日本の運命を担った沖縄戦 3、精神の戦いに打ち勝った日本 ――人間業を超えた日本軍の大勇戦 4、日本を亡国から救った死線死闘 ――大楠公に導かれた祖国防衛戦
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