東洋哲学を学ぶためのおすすめ本7選(2025年)

忙しい毎日の中で、 「本当はどう生きたいのか」とふと立ち止まる瞬間はありませんか。 東洋哲学はそんな小さな違和感や迷いに、 派手ではないけれど深く染み込むような答えを示してくれます。

何かを断定するというより、ものの見方を少しだけ揺らし、 日常のありふれた出来事の裏側に潜む意味をそっと照らしてくれる存在です。

ここでは東洋哲学に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 (サンクチュアリ出版)

自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 (サンクチュアリ出版)
しんめいP(著), 監修:鎌田東二(著)
発売日: 2024-04-23

第15回啓文堂書店ビジネス書大賞受賞。 東洋哲学をポップかつ論理的に“超訳”した一冊です。

ブッダや龍樹、老子、荘子、達磨大師、 親鸞、空海といった7人の思想家を取り上げ、 「無我」「空」「道」「禅」「他力」「密教」などの核心を、 現代の悩みに合わせて紹介しています。

ブッダの「自分なんてない」という視点や、 龍樹の「この世はフィクション」という発想は、 生きづらさを抱える読者に新しい視点をもたらします。 笑いを交えながらも本質を突く語り口で、世界の見え方が変わる一冊です。

(読者の口コミより)

・とても面白くて、いっきに読んでしまいました。軽妙な口調で楽しく、等身大で寄り添ってくれる作者の文体に引き込まれていきます。知識をつけるというより、哲学的な心のあり方を知るのに良いと思いました。

目次

インド編
 無我 自分なんてない―ブッダの哲学
 空 この世はフィクション―龍樹の哲学

中国編
 道 ありのままが最強―老子と荘子の哲学
 禅 言葉はいらねぇ―達磨の哲学

日本編
 他力 ダメなやつほど救われる―親鸞の哲学
 密教 欲があってもよし―空海の哲学

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
飲茶(著)
発売日: 2016-10-05

『史上最強の哲学入門』の東洋哲学編。

インド・中国・日本へと連なる東洋哲学の流れを、 物語を読むような感覚で紹介しています。 ヤージュニャヴァルキヤや釈迦に始まり、 龍樹、孔子・孟子、さらに老子・荘子、 日本へ渡って禅へ至るまで、 東洋の“知”がどのように受け継がれ発展してきたのかを追います。

釈迦や老子が結論だけを示し、 後世がその意図を解釈してきたという東洋哲学の特徴を解説。 孔子の意外な不遇の人生や、韓非子が秦の始皇帝の価値観を形づくった事実など、 歴史的エピソードも豊富で読み応えがあります。

(読者の口コミより)

・一気に読めちゃいます。(長いけど) 東洋哲学のいろいろを歴史を背景に、ざっくりですが 要点を分かり易く説明してくれてます。非常に面白く書いてあって、一気に読めちゃいます。

目次

1章 インド哲学 悟りの真理
2章 中国哲学 タオの真理
3章 日本哲学 禅の真理

意識と本質: 精神的東洋を索めて (岩波文庫 青 185-2)

意識と本質: 精神的東洋を索めて (岩波文庫 青 185-2)
井筒 俊彦(著)
発売日: 1991-08-08

井筒俊彦氏が東洋哲学の深層に迫る壮大な哲学的探求を描いた書籍です。

東洋の各思想体系を分析し、 そこから得た根本的な思想のパターンを自身の実存に取り入れ、 新たな哲学を生み出す必要性を強調しています。

具体的には、禅やイスラーム哲学、そして言語の問題を中心に、 東洋的精神の本質に迫ります。 「共時的構造化」という独自の方法論を用い、 異なる思想を横断的に探求する姿勢が特徴的です。 しかしその内容は高度で、 哲学や宗教に一定の知識がないと理解が難しいと言えます。 それでも井筒氏の深い洞察力と知識に触れることができる一冊です。

(読者の口コミより)

・東洋思想を深層意識レベルで深く読み解いた上で、現代人向けに体系化した解説書がここにあったのかと、一読して感嘆しました。噂に違わぬ名著でした。

・難解な書物でした。しかし知的な刺激が非常に強く、充実した読書になった。

目次

意識と本質──東洋哲学の共時的構造化のために
本 質 直 観──イスラーム哲学断章
禅における言語的意味の問題
対話と非対話──禅問答についての一考察
後 記

日本哲学入門 (講談社現代新書 2733)

日本哲学入門 (講談社現代新書 2733)
藤田 正勝(著)
発売日: 2024-01-18

日本哲学の独自性とその発展を解き明かす書籍です。 西洋哲学と出会って150年を経た日本の哲学者たちがどのように考え、 何を目指してきたのかを、10のテーマに分けて解説しています。

西田幾多郎の「純粋経験」や、和辻哲郎の「風土論」、 田辺元の「種の理論」など、日本哲学を代表する重要な概念や人物が紹介されています。 また、「経験」や「言葉」、「自己と他者」など、 東洋哲学的な視点も交えつつ、哲学の基本的な問いを考察し、 日本文化に根ざした思考の特徴を明示します。 日本哲学の全体像を掴むためにおすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・日本の哲学の歴史と現状と将来,西洋哲学との対比,世界の哲学における意義と貢献について,知り,考える有意義な好著

目次

第1講 「日本の哲学」とは
第2講 哲学の受容
第3講 経験
第4講 言葉
第5講 自己と他者
第6講 身体
第7講 社会・国家・歴史
第8講 自然
第9講 美
第10講 生と死

「まぁ、いっか。」と心がラクになる東洋哲学: 悩むとか、時間のムダだし。 (王様文庫)

「まぁ、いっか。」と心がラクになる東洋哲学: 悩むとか、時間のムダだし。 (王様文庫)
富増 章成(著)
発売日: 2025-07-01

東洋哲学のエッセンスを「心が軽くなるヒント」としてまとめた書籍です。

老子の“ありのままでいい”、孫子の“戦った時点で負け”、 釈迦の“本当の自分なんてない”など、 各地の哲人が残した一言を軸に、 悩みとの距離をゆるやかに変えてくれます。

中国思想では孔子・孟子・荀子の人間観や、老荘思想の自然体の生き方、 孫子の戦略が日常に応用できる視点を紹介。 インド思想では釈迦や唯識の“執着を手放す”思想、 日本思想では空海・親鸞・道元の教えを取り上げます。 長い説教ではなく核心を突く一言が効く一冊です。

(読者の口コミより)

・東洋哲学に興味がある人、心に余裕がなくなっていると感じる人におすすめの一冊です。私はこの本を読んで少し心に余裕ができたように感じます。

目次

【中国の思想】
◇一瞬でシャキッとした気分になれる『論語』
 ——孔子
◇人って「善良」なの? 「腹黒」なの?
 ——孟子・荀子
◇うまくやるには、うまくやろうと思わないこと
 ——老子・荘子 ほか

【インドの思想】
◇「宇宙と合一」すれば心と体が整ってしまう
 ——ウパニシャッド・ヨーガ
◇あらゆる執着よ、さようなら
 ——釈迦
◇色即是空、この世は幻
 ——般若心経 ほか

【日本の思想】
◇驚異のマンパワー開発法
 ——最澄・空海
◇絶対他力でありのままに生きる
 ——親鸞
◇修行そのものが、そのまま悟り
 ——道元 ほか

ハーバードの人生が変わる東洋哲学: 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ文庫 NF 525)

ハーバードの人生が変わる東洋哲学: 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ文庫 NF 525)
マイケル・ピュエット(著), クリスティーン・グロス=ロー(著), 熊谷 淳子(翻訳)
発売日: 2018-06-19

ハーバード大学で評判の東洋哲学クラスを再現した一冊です。

孔子の「礼」や「仁」、孟子の「命」、老子の「道」、 荘子の「物化」、荀子の「ことわり」など、 古代中国思想の核となる概念を現代的な視点で読み解きます。

孔子の「毎日の小さな行動こそが人をつくる」という発想や、 老子の「弱さを受け入れることで強くなる」という逆説的な教えは、 自己啓発的な“ありのままでいい”とは違う鋭さをもっています。 思考と行動の癖を見直したくなる、知的刺激が得られる一冊です。

(読者の口コミより)

・欧米の人にとって東洋哲学は未知なだけに新鮮だろうと思うが、その道筋を示すことができる伝道者が皆を引きつけている様子がよくわかる。 古代中国の思想家の主張もよく理解でき、自分のことについても考えさせられる本です。

目次

1 伝統から“解放された”時代
2 世界じゅうで哲学が生まれた時代
3 毎日少しずつ自分を変える―孔子と“礼”“仁”
4 心を耕して決断力を高める―孟子と“命”
5 強くなるために弱くなる―老子と“道”6 まわりを引きつける人になる―『内業』と“精”“気”“神”
7 「自分中心」から脱却する―荘子と“物化”
8 「あるがまま」がよいとはかぎらない―荀子と“ことわり”
9 世界じゅうの思想が息を吹き返す時代

東洋的な見方 (角川ソフィア文庫)

東洋的な見方 (角川ソフィア文庫)
鈴木 大拙(著)
発売日: 2017-08-25

鈴木大拙氏が東洋思想の特性を深く掘り下げ、 西洋思想と対比しながらその優れた特性を明らかにした論文集です。

アメリカやイギリスの大学で西洋思想に触れた経験を基に、 東洋思想が持つ「不二性」や「禅の精神」を強調し、 西洋の二分的な思考と対比して、 その限界を補完する力があることを示します。 また、「現代世界と禅の精神」や「自由・空・只今」など、 東洋的な思考の根底にある思想を詳細に探求しています。

これらの論文は、大拙が最晩年に至った思想を代表するもので、 彼の哲学がどのように西洋思想と対話し、 世界思想を形作り得るかを示しています。

目次

東洋思想の不二性
東洋「哲学」について
現代世界と禅の精神
東洋学者の使命
自由・空・只今
このままということ
東西雑感
「妙」について
人間本来の自由と創造性をのばそう
荘子の一節―機械化と創造性との対立への一つの示唆〔ほか〕


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