宮台真司のおすすめ本9選(2026年)

社会学者であり、評論家でもある宮台真司氏は、現代社会の様々な問題を鋭く分析し、 独自の視点から解決策を提示しています。 彼の著書は、社会学、政治学、心理学、哲学など幅広いテーマを扱っており、 読者の思考を刺激し、新たな視点を獲得させてくれます。

ここでは宮台真司氏が書いた本の中からおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来 (至善館講義シリーズ)

経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来 (至善館講義シリーズ)
宮台 真司(著), 野田 智義(著)
発売日: 2022-02-22

宮台真司氏と経営学者の野田智義氏が、現代人の「生きづらさ」の正体に迫る書籍です。 安全で便利な社会がなぜ不安や孤独を生むのか――その背景にある「構造的問題」を、 郊外化やテクノロジー依存、関係性の損得化といった現象をもとに分析します。

大学院大学至善館での講義をもとに、社会を俯瞰する思考法とリーダーの新たな役割を提示。 分断が進む時代に求められる「われわれ意識」とは何か、 経営者・ビジネスパーソンにおすすめの社会再構築論です。

(読者の口コミより)

・全部面白いが、特に興味深かったのが宮台氏がファシリテーターのすべきことを述べている部分。 氏はこの世には様々な人がいるからこそ社会が成り立つという前提に立っており、それこそが深い論考の土台を支えているとわかる。

目次

プロローグ 社会という荒野を仲間とともに歩く
第1章 構造的問題とは何か
第2章 2段階の郊外化とシステム世界の全域化
第3章 郊外化がもたらす不全感と不安
第4章 3段階めの郊外化と人間関係の損得化
第5章 「われわれ意識」が喪失した社会をどう統治するか
第6章 神格化するテック、動物化する人間
第7章 あなたにとって「よい社会」とは?
第8章 共同体自治の確立とリーダーの条件
エピローグ 天才・宮台真司の絶望と希望

14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)
宮台 真司(著)
発売日: 2013-01-10

「これからの社会をどう生きればいいのか」という不安に向き合い、 社会の「本当のこと」を伝え、生きるべき方法を探求する一冊です。

具体的には、なぜ社会にはルールがあるのか、恋愛や性、仕事や生活、 生と死といった重要なテーマについて、わかりやすく解説しています。 また、重松清氏や大道珠貴氏との対談も収録されており、 多角的な視点から社会について考えることができます。

(読者の口コミより)

・14歳と言わず、これから社会に出る、出たばかりの若者へ、そして大人になっても【どこかに】自分探しにいくことばかりに精を出している誰かにオススメ。

目次

1 「自分」と「他人」―「みんな仲よし」じゃ生きられない
2 「社会」と「ルール」―「決まりごと」ってなんであるんだ?
3 「こころ」と「からだ」―「恋愛」と「性」について考えよう
4 「理想」と「現実」―君が将来就く「仕事」と「生活」について
5 「本物」と「ニセ物」―「本物」と「ニセ物」を見わける力をつける
6 「生」と「死」―「死」ってどういうこと?「生きる」って?
7 「自由」への挑戦―本当の「自由」は手に入るか?
8 BOOK&MOVIEガイド―SF作品を「社会学」する

子どもを森へ帰せ 「森のようちえん」だけが、AIに置き換えられない人間を育てる

子どもを森へ帰せ 「森のようちえん」だけが、AIに置き換えられない人間を育てる
宮台 真司(著), おおたとしまさ(著)
発売日: 2024-10-25

宮台真司氏と教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏による対談を中心に、 「森のようちえん」の魅力と可能性を探る一冊です。

自然の中で子どもたちが自由に過ごす野外保育の現場を、 実践者である葭田昭子氏や坂田昌子氏、関山隆一氏らとともに紹介。

気候変動や社会の変化に直面する今、子どもたちが自ら考え、 行動する力を育む「森のようちえん」の意義を、 哲学や心理学など幅広い視点から掘り下げます。

(読者の口コミより)

・安全便利快適な近代の生活で失われてしまった子供たちの育ち上がりの環境。それがいかに大切なものだったかを気づかせてくれる内容でした。

目次

第1章 なぜいま「森のようちえん」なのか?―宮台真司×おおたとしまさ in下北沢(「森のようちえん」とは何か;ピュシスとロゴス;センス・オブ・ワンダー ほか)
第2章 「森のようちえん」実践者との対話vol.1―宮台真司×おおたとしまさ×葭田昭子×坂田昌子 in秩父(4人の関係性;ECHICAをなぜつくったか;ただのノスタルジーではない ほか)
第3章 「森のようちえん」実践者との対話vol.2―宮台真司×おおたとしまさ×関山隆一 in横浜(世界はそもそも出鱈目である;社会課題への打ち手としての「森のようちえん」;「力」とは何か ほか)

制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years

制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years
宮台真司(著)
発売日: 2025-05-16

1990年代に注目を集めた「ブルセラ」や「援助交際」など、 制服姿の少女たちをめぐる社会現象を分析した一冊です。

当時、問題視されたのは少女たちの行動でしたが、 宮台氏は「買う側」や「その行為を生み出す社会構造」こそが本質的な問題だと指摘しました。

30年後の今、当時の議論を振り返りつつ、 当事者座談会や社会学者・圓田浩二氏、作家・鈴木涼美氏、 上野千鶴子氏との鼎談も収録。 少女たちの選択の背景や、現代社会が抱える課題を多角的に問い直します。

(読者の口コミより)

・90年代に一世を風靡した本書が、10年目、30年目と、新たな章が追加され増補されつつ、今この時代に復刊されたのはとても価値がある。

目次

『制服少女たちの選択 完全版 After30 Years』まえがき 新しい『制服少女たちの選択』のために 「お前が言うな」「だからこそ言う」―アイロニーとパレーシアのあいだで
『制服少女たちの選択』一九九四年単行本版まえがき わたしたちは何が「問題」なのかを発見することからはじめなければならないらしい
第1部 制服少女がパンツを売る理由
第2部 コミュニケーションの進化史
第3部 選択の後、彼女たちの今
『制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years』あとがき たかが「社会」の終わり 街に微熱があった頃、人は互いの目をみて話した

崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する

崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する
宮台真司(著), 坂本淳(写真)
発売日: 2021-04-30

宮台真司氏が2011年から2020年にかけて発表した映画評論を集めた書籍です。

本書の特徴は個別の映画作品の評価だけでなく、 それらの作品を通して「コロナ禍における社会の自明性の崩壊」を見通そうとしている点にあります。 具体的には、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、 『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』などの作品を取り上げ、 「場所から空間へ」、「人格から没人格へ」といった社会の変容を分析しています。

(読者の口コミより)

・映画に対して到底自分じゃ理解が及ばないところまで解説してくれている。読んでよかった。

目次

第1章 “森”のような「微熱の街」はどこにいったのか
 『寝ても覚めても』意味論的にも視覚論的にも決定的な難点がある
 『愛しのアイリーン』「愛」ではなく「愛のようなもの」こそが「本当の愛」であるという逆説に傷つく体験
 『ザ・スクエア 思いやりの聖域』この世に存在しながら存在しない、子供の指し示す幽霊性 ほか

第2章 震災後の日本が露呈させた空洞
 『ヒミズ』『KOTOKO』『RIVER』3本の「震災映画」から映画の可能性を見通す
 『サウダーヂ』「自意識に由来する痛さ」ゆえの酩酊へ
 『冷たい熱帯魚』『悪魔を見た』想像を絶しているのは“システム”に依存しているからではないか。ポストモダン的観察を踏まえた傑作と、踏まえない駄作。 ほか

第3章 社会は世界を拒み、クソとなった
 『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』社会は本当に生きるに足るかという痛切な問い
 『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』キリスト教を前提とした不完全な社会への福音
 『メビウス』男根に“対他強制”としての性を見出し、男根争奪戦を嘲笑する ほか

宮台真司×黒沢清―“閉ざされ”から“開かれ”へと向かう“黒沢流”の反復
宮台真司×ダースレイダー―『TENET テネット』は『メメント』と同じく「存在論転回」の系譜上にある

社会という荒野を生きる。 (ベスト新書)

社会という荒野を生きる。 (ベスト新書)
宮台 真司(著)
発売日: 2018-10-12

旬のニュースや事件にフォーカスし、この社会の「問題の本質」を解説した名著の新書版です。

安倍政権の暴走、脆弱化する国家、感情の劣化した保守派と左翼、 ブラック企業の問題、夫婦のセックスレス化など、 現代社会の重要な課題を取り上げ、その背景にある構造的な問題を明らかにしています。

「明日は我が身の時代」に社会という荒野を生き抜く智恵を指南する一冊です。

(読者の口コミより)

・事象の捉え方や考え方、本質の掴み方が良く分かり、社会の見え方が変わる。

・常に物事を本質的に観る視点を学べる本です。

目次

はじめに 「社会という荒野を生きる。」とは何か
第1章 なぜ安倍政権の暴走は止まらないのか―対米ケツ舐め路線と愚昧な歴史観
 天皇皇后両陛下がパラオ訪問に際し、安倍総理に伝えたかったこと
 安倍総理が語る「国際協調主義に基づく積極的平和主義」の意味とは ほか

第2章 脆弱になっていく国家・日本の構造とは―感情が劣化したクソ保守とクソ左翼の大罪
 なぜ三島由紀夫は愛国教育を徹底的に否定したのか
 「沖縄本土復帰」の本当の常識と「沖縄基地問題」の本質とは ほか

第3章 空洞化する社会で人はどこへ行くのか―中間集団の消失と承認欲求のゆくえ
 ISILのような非合法テロ組織に、なぜ世界中から人が集まるのか
 ドローン少年の逮捕とネット配信に夢中になる人たちの欲望とは ほか

第4章 「明日は我が身」の時代を生き残るために―性愛、仕事、教育で何を守り、何を捨てるのか
 なぜ日本では夫婦のセックスレスが増加し続けているのか
 労働者を使い尽くすブラック企業はなぜなくならないのか ほか

おわりに 本書はどのようにできあがったのか

聖と俗 対話による宮台真司クロニクル

聖と俗 対話による宮台真司クロニクル
宮台真司(著), 近田春夫(著)
発売日: 2024-10-11

宮台真司氏の自伝的対話集です。 1960年代の幼少期から2006年頃の結婚までを、 近田春夫との対話を通じて綴っています。

宮台の思想形成過程が、幼少期の「独裁者」願望から、 大学時代の「アングラ」体験、ナンパ師時代の「テレクラ修行」、 援助交際のフィールドワークまで、赤裸々に語られています。

「ここではないどこか」「社会から世界へ」といった彼の一貫したテーマが、 人生経験を通じてどのように形成されたかが明かされる一冊です。

(読者の口コミより)

・二転三転超えて四転五転する、出鱈目でハチャメチャなエピソードの数々が宮台氏の傑物ぶりを物語っています。 オススメです。

目次

序章 「切り付け事件」とは何だったのか
第1章 「独裁者になったら…」―幼少期~小学校時代
第2章 「革命家を志す以上、勉強に時間を割くわけにはいかない」―中学・高校時代
第3章 アングラ卒業、性愛の享楽―大学生時代
第4章 研究、ナンパ、学生起業―大学院生時代
第5章 「新進気鋭の社会学者」誕生―助手~非常勤講師時代
第6章 求道者としてのテレクラ修行―ナンパ師時代
第7章 援助交際ブームとは何だったのか―援交フィールドワーク時代
第8章 「終わりなき日常は地獄である」―メディアの寵児に
終章 聖なる存在―結婚、子供、家族

どうすれば愛しあえるの: 幸せな性愛のヒント

どうすれば愛しあえるの: 幸せな性愛のヒント
真司, 宮台(著), ヒトシ, 二村(著)
発売日: 2017-10-27

宮台真司氏と二村ヒトシ氏による対談集です。

なぜ日本人の性愛は劣化したのか、性の享楽と社会は両立しないのか、 「性愛不全」から脱却する方法など、 性愛をめぐる現代社会の複雑な問題を、二人の異色の対談者の視点から掘り下げ、 人々が幸せな性愛を手に入れるための知恵を示唆しています。

(読者の口コミより)

・普通の恋愛指南書を期待するといささか抽象度の高い話に面食らうかもしれないけど、 自分の恋愛を見直す契機をくれた素晴らしい本でした。

目次

第1章 ほんとうの性愛の話をしよう
 ナンパ師とAV男優
 「母への恨み」と“心の穴” ほか

第2章 なぜ日本人の性愛は劣化したのか
 「セックスレスの増加」と「精子の減少」
 なぜ下ネタは話されなくなったのか ほか

第3章 性の享楽と社会は両立しないのか
 なぜ男の恋愛稼働率は女の半分なのか
 社会の幸いと性愛の幸いの逆立 ほか

第4章 「性愛不全」から脱却する方法
 エロイ男は希少資源
 メンヘラとヤリチンの共通点 ほか

私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)
宮台 真司(著)
発売日: 2017-04-11

戦後日本の変容を描いた書籍です。

不安と絶望を乗り越えて社会を再構築する一歩は、 「私たちはどこから来たのか」を知ることから始まると説きます。

台頭する排外主義やポピュリズム、社会問題、ネット社会、政治問題といったテーマを通じて、 我々がどこから来たのかを探求し、社会の変革に向けた考察を展開しています。

(読者の口コミより)

・宮台社会学の集大成的一冊

・今までの宮台の理論のまとめと言える内容になっている。厚さのわりに値段が安いので手元に置いておきやすい。

目次

第1章 時代―“終わりなき日常”が永久に終わらないのはなぜか
第2章 心の習慣―震災で露呈した“民度の低さ”と“悪しき共同体”
第3章 文化―平成のサブカルチャー史と、社会システムの自己運動
第4章 社会―若い世代の感情的困難と、それをもたらす社会的位相
第5章 技術―ネット社会における全体性の消失とパラドクスの増殖
第6章 政治―日本社会再設計に立ち塞がる数多の勘違いを排除する
第7章 全体―私たちは、どこから来て、どこへ行くのか

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