吃音克服に役立つおすすめ本8選(2026年)

吃音は、周囲の人には理解しにくい複雑な問題を抱えています。 しかし、吃音を通して私たちはコミュニケーションや言葉の本質、 そして人間らしさについて深く考えることができます。

ここでは吃音について書かれたおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

もう迷わない! ことばの教室の吃音指導:今すぐ使えるワークシート付き

もう迷わない! ことばの教室の吃音指導:今すぐ使えるワークシート付き
菊池 良和(著), 髙橋 三郎(著), 仲野 里香(著)
発売日: 2022-07-30

医師、教師、言語聴覚士が共同で執筆した実践的な指導書です。

本書では、吃音のある子どもたちに対する具体的な支援方法と、 困難な場面での適切な対応を詳細に説明しています。 吃音という症状に焦点を当て、学校や家庭で直面する具体的な問題から、 それを乗り越えるためのアプローチが幅広く提供されています。 また、現場で直ちに役立つワークシートが付属しており、 教育者や保護者が日々の活動に活かすことができる内容が盛り込まれています。

目次

第1章 吃音の問題の概説
 吃音とは?
 吃音のからかい・いじめ
 吃音のある児童が困る場面 ほか

第2章 教員による指導・支援
 指導・支援の方向性
 吃音症状(X軸)へのアプローチ
 周囲の反応(Y軸)へのアプローチ ほか

第3章 言語聴覚士による指導・支援
 ぬいぐるみ(視覚的手掛かり)を使った音読指導
 苦手な音の上書き練習法
 低学年へのアプローチ ほか

巻末資料 今すぐ使えるワークシート

自分で試す吃音の発声・発音練習帳

自分で試す吃音の発声・発音練習帳
安田菜穂(著), 吉澤健太郎(著)
発売日: 2018-03-09

吃音に悩む人々が自宅でできる発声と発音の練習を通じて、 コミュニケーション能力を向上させる方法を提供します。

一人で行なう34の「練習課題」と日常生活で試す12の「応用課題」、そして20の「吃音Q&A」があり、 日常生活での会話が苦手な人々に役立つ内容が豊富に含まれています。 自分のペースでじっくりと取り組めるように構成されており、 吃音の改善を目指すすべての人におすすめの一冊です。

(読者の口コミより)

・吃音の多様性にも配慮しつつ、発声・発語における身体感覚と運動の観点から、非常にきめ細かく丁寧に書かれています。吃音Q&Aやコラムも大変わかりやすく、一読の価値は充分にあるかと思います。

目次

第1部 発声・発音練習
 準備
 発声練習
 発音練習
 苦手な場面の練習
 発話時の感覚を高める練習 ほか

第2部 吃音Q&A
 吃音は遺伝しますか?
 心理的な問題が原因で吃音になりますか?
 腹式呼吸をすると話しやすくなりますか?
 吃音のある人はどれくらいいますか?
 予期不安への対処方法を教えてください。 ほか

こどもの吃音症状を悪化させないためにできること ―具体的な支援の実践例と解説

こどもの吃音症状を悪化させないためにできること ―具体的な支援の実践例と解説
堅田 利明(著), 他(著), 堅田 利明(編集), yukam(イラスト)
発売日: 2022-03-28

吃音をもつ子どもたちのコミュニケーションをサポートするための実践的なアプローチを提供しています。 吃音を治すことではなく、吃音を悪化させない方法に焦点を当てています。

「解説編」と「資料編」の2部構成で、具体的な支援の手法や実際の事例を紹介。 「解説編」では吃音をどうとらえるか、保護者ができること、専門家との協働について述べています。 一方、「資料編」では吃音理解授業で使われるスライドなどの資料を紹介しています。

(読者の口コミより)

・この本に書かれている「吃音の悪化予防の取り組み」を通して、親が吃音について学び、子どもが自身の吃音を受け入れ、周りに伝えていくことを繰り返すと、吃音があってもこんなにも安心してのびのび暮らせるのかと、実感しています。

目次

解説編
 吃音をどのようにとらえて、これから何をしていくとよいのでしょうか
 吃音のある子どもに保護者ができること
 吃音のある子どもと保護者への専門家による支援と協働

実践編
 専門家ができる支援・実践について
 就学前の子どもとその応援者
 小学生の子どもとその応援者
 中学生の子どもとその応援者
 成人の人の経験を通して
 吃音の理解・啓発授業の実践
 理解・啓発の重要性と様々な試み

資料編

エビデンスに基づいた吃音支援入門

エビデンスに基づいた吃音支援入門
菊池良和(著)
発売日: 2012-05-11

吃音ドクター・菊池良和氏が、 医学者としての視点と自身の吃音経験をもとにまとめた支援の入門書です。

吃音の基礎理解から歴史、成長段階ごとの課題、頻度を和らげる具体的な方法までを、 最新のエビデンスに基づいて解説しています。

子どもの吃音に悩む家族や言語聴覚士、そして当事者自身にも読みやすい構成で、 話しやすい環境づくりの重要性など、 日常で役立つ指針も示しています。 吃音を支え、理解を深めたいすべての人に寄り添う一冊です。

(読者の口コミより)

・初めての人にも分かりやすく書かれておりました。吃音に対する親近感すら覚え、また、吃音者にどのように接すればよいかもわかりやすくかかれております。とても参考になりました。

目次

第1章 吃音とは
第2章 吃音の歴史
第3章 ライフサイクル上の吃音問題と支援
第4章 吃音頻度を軽減させる方法
第5章 吃音のある子の親に伝えたいこと:第6章 吃音のある人に伝えたいこと
資料

保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子どもと家族の支援:暮らしから社会へつなげるために

保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子どもと家族の支援:暮らしから社会へつなげるために
堅田 利明(著), 菊池 良和(著)
発売日: 2020-08-25

科学的な吃音の基礎知識から陥りがちなNG対応例、本人の意識の持ち方、 周囲への理解・啓発の働きかけ方まで、 当事者や家族への徹底した「共感」と「傾聴」を軸に解説しています。

(読者の口コミより)

・吃音のある子ども、その保護者が吃音についての正しい理解の仕方と、それを周囲に知ってもらうためにはどうしたら良いのかということがとても実践的にわかりやすく丁寧に書かれていてとても参考になりました。

目次

吃音のはじまり
発吃の原因
変動性(波)
進展(悪化)
吃音の意識
吃音を治すこと
どもってもいい
吃音の理解・啓発
理解・啓発とカミングアウト
治療
合理的配慮1―学業
合理的配慮2―就業
きょうだい支援

吃音の合理的配慮

吃音の合理的配慮
菊池良和(著)
発売日: 2019-08-01

吃音の理解と支援に焦点を当てた書籍です。

吃音を個人だけの問題ではなく、社会全体が取り組むべき課題として扱っています。 法律に基づいた支援や合理的配慮の具体的な事例を通じて、 吃音に対する適切な対応と理解の重要性を強調。 具体的な支援策として、教育現場や職場での吃音の理解を深め、 吃音がある人々がより良く生活できるような環境を提案しています。

目次

第1章 吃音のある子は、どんな場面で困っているのか?
第2章 吃音のメカニズム
第3章 吃音と法律
第4章 幼児
第5章 小学校
第6章 中学校・高等学校
第7章 大学・専門学校
第8章 就職
巻末資料1 啓発資料
巻末資料2 学校でのいじめを防止する法律

吃音ドクターが教える「なおしたい」吃音との向き合い方: 初診時の悩みから導く合理的配慮

吃音ドクターが教える「なおしたい」吃音との向き合い方: 初診時の悩みから導く合理的配慮
菊池良和(著)
発売日: 2024-04-11

吃音に悩む人々とその支援方法について、 実際の事例を通して紹介した書籍です。 著者は600名以上の吃音患者を診てきた経験を基に、 吃音に対する誤解や悩みにどう向き合うべきかを解説しています。

例えば、吃音を「治したい」と思う背景や、 学校でのからかいや社会での悩みにどう対応するかを具体的に説明。 実践編では、幼児から社会人までの32の事例を通じて、 吃音に対する理解と支援の方法を学ぶことができます。

(読者の口コミより)

・吃音を「なおしたい」という言葉の背景を考えることの重要性を知ることができました。 とても読みやすく、向き合い方について学ぶことができました。

目次

第1章 基礎編 「なおしたい」という背景(原因の誤解(1) 今まで吃音がなかったので、なおしたい
原因の誤解(2) 愛情不足が原因だから、なおしたい
原因の誤解(3) 祖父母が「なおしなさい」と言うので、なおしたい
自然回復のエビデンス 多くの人がなおるから、なおしたい
からかいの解決法 吃音をからかわれるから、なおしたい ほか)
第2章 実践編 吃音のリアル体験談とその対応(幼児(1) 挨拶を反復練習
幼児(2) 親の不安
幼児(3) 吃音が出ると泣いてしまう
小学1年生(1) 吃音の原因は母親?
小学1年生(2) 口を押さえて話す ほか)

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリー イラスト版)

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリー イラスト版)
菊池 良和(監修)
発売日: 2015-11-18

子どもの話し方に気がかりを感じる親や教育者に向けて、正しい知識と実用的なアドバイスを提供します。

特に「ゆっくり話そう」「落ち着いて」といった一般的なアドバイスが吃音に対して逆効果であることや、 吃音を増やす要因についての洞察も含まれています。 また、多くの子どもが自然に改善する一方で、 継続的なサポートが必要なケースも考慮に入れています。

(読者の口コミより)

・吃音についての基本的な情報、保護者がこれから出来ること、これから起こりうるリスクへの対応、子供自身が出来ること、など、親が必要な情報が、イラストも交え、非常に分かりやすくまとまっています。

目次

1 どうしよう!子どもの気がかりな話し方
 ストーリー1 子どもが急にどもり始めた。これって、私のせいなの?
 吃音のタイプ―「くり返し」「引き伸ばし」「出にくさ」の三つがある ほか

2 これからどうなる?子どもの吃音
 ストーリー2―自然に治る子も多いというけれど…。うちの子は違った
 増やす要因―「いやな思い」の積み重ねが吃音を増やす ほか

3 聞き手の変化が吃音の悩みを減らす
 ストーリー3 もう、子どもの「話し方」ばかり気にするのはやめた!!
 話す意欲を育てる―「話したい気持ち」を奪わないことが大切 ほか

4 リスクを踏まえて子どもを守る
 ストーリー4―この頃、また吃音が増えている。学校でなにかあった?
 吃音のリスク―からかい、いじめの標的になることがある ほか

5 吃音のある子自身ができること
 ストーリー5―本人が「吃音を治したい」と言い出した
 治らなかったら?―うまくつきあっていこう。隠す努力はほどほどに ほか


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