立花宗茂を知るためのおすすめ本8選(2026年)
敗北からの復活。権力者も領民も魅了した「九州の逸物」立花宗茂の物語は、 まさに戦国史の中の異彩です。 家族や仲間、そして時代の荒波に揉まれながらも信念を貫き通した彼の生き様には、 現代にも通じる普遍的な力があります。
ここでは立花宗茂に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
尚、赫々【かくかく】たれ 立花宗茂残照
老境に差しかかった立花宗茂が、 三代将軍・徳川家光の前で「関ケ原の戦い」について意見を求められる場面から始まります。
真実を語れば将軍の不興を買うかもしれない、しかし誇り高き武将として嘘は語れない――。 家光の問いに込められた真意を測りかねながらも、 宗茂は覚悟を決めて語り出します。
物語は関ケ原の裏側にあった偶発的な要因や、家康氏の巧みな策略、 西軍敗北の真相を解き明かしていきます。 歴戦の将の冷静なまなざしで綴られる、 新たな「関ケ原」像に挑んだ力作です。
(読者の口コミより)・徳川家光への代替り時期という、あまり語られない題材を、 老齢にある戦国の生残り達の言動を通して語るという秀逸な設定。 題材としては難しいはずだが、筆者の筆致が見事で引き込まれる。
無双の花 (文春文庫 は 36-6)
「剛勇鎮西一」と称された立花宗茂の気高い生き様を描いた歴史小説です。
島津の猛攻を退けた武勇により、 豊臣秀吉から十三万石の大名に取り立てられた宗茂氏は、 やがて関ヶ原の戦いで西軍に加担し改易の憂き目に遭います。 それでも十数年の浪人生活を経て旧領・柳川に復帰した唯一の武将となりました。
本作では、出世のために不義を重ねる者も多い時代にあって、 妻・誾千代とともに「義」を貫いた宗茂氏の誇りと苦悩が描かれています。 信念を捨てず生き抜いた武将の姿が胸を打つ一冊です。
(読者の口コミより)・私は立花宗茂公が好きで、検索している中でこの本と出合いましたが、 登場人物の描き方が好きで、あっと言う間に話に引き込まれました。
立花宗茂 (人物叢書 新装版 227)
立花宗茂の波瀾万丈な生涯を、一次史料に基づいて忠実に描いた伝記です。
九州柳川藩の祖として名を馳せ、豊臣秀吉に取り立てられたものの、 関ヶ原の戦いで敗れ浪人となります。 しかし、その後、徳川秀忠氏の庇護を受け再び大名に返り咲き、 最晩年には徳川家光氏にも重用されました。
戦国大名としての活躍に加え、加藤清正氏や細川氏との交流、 さらには浪人時代や家族との関係にも焦点を当て、宗茂の実像に迫ります。
(読者の口コミより)・戦での活躍など有名な場面はもちろん、 空白の浪人時代も周りの資料をもとに宗茂を描かれている。 各所、無理な想像などもなく宗茂を特別英雄視していない慎重な内容に好感がもてた。
全一冊 小説 立花宗茂 (集英社文庫)
立花宗茂は、父・高橋紹運と義父・立花道雪という二人の名将に育てられ、 幼い頃から合戦の心構えを叩き込まれました。 島津軍との激戦や豊臣秀吉の九州征伐で武勇を示し、秀吉から「九州随一」と称賛されます。
関ヶ原の戦いでは西軍に味方して改易されますが、 後に徳川秀忠に重用され、柳河藩主に返り咲くという稀有な復活を遂げました。 義を貫き、家臣や領民からも慕われた宗茂の人間味あふれる生涯を描いた一冊です。
(読者の口コミより)・なかなか資料が少ない立花宗茂を知るのにはもってこいな小説です。 父、高橋紹運・義父、立花道雪も描かれていて関係性がよくわかる読んで面白い内容でした
戦国人物伝 立花宗茂 (日本の歴史 コミック版 68)
生涯無敗を誇った戦国武将・立花宗茂の波瀾万丈の生涯を、漫画で描いた一冊です。
若くして豊臣秀吉に見出され、朝鮮出兵では大きな武功を挙げ、 「西国無双」と称された宗茂は、関ヶ原の戦いで西軍につき改易されるも、 その実力を認めた徳川家康によって再び大名に返り咲きます。
義父・立花道雪や妻・誾千代との関係も描かれ、人物像がより深く理解できる構成。 巻末の解説や年表も充実し、歴史入門にも最適です。
(読者の口コミより)・立花宗茂という戦国武将、ある程度は知っていて、 秀吉に西国無双とまで、言わしめたのは、知っていたのですが、 改めて、この武将の凄さ、偉大さが、理解出来て、 どういう事蹟を残したか、わかりやすいコミックです。
目次
第1章 西国の猛禽 第2章 父子慟哭 第3章 唐入りのこと 第4章 関ヶ原 第5章 柳河の春 立花宗茂を知るための基礎知識
立花宗茂-戦国「最強」の武将 (中公新書ラクレ, 712)
九州を舞台に島津征伐や朝鮮出兵など数々の激戦を無敗で乗り越え、 豊臣秀吉から「日本無双」と称賛された武将です。
関ヶ原の戦いで西軍に属し一度は浪人となりますが、 徳川家に認められ再び大名に返り咲き、旧領柳川への復帰も果たしました。
裏切りが常の戦国時代にあって、忠義と剛勇を貫いた宗茂の波乱万丈な生涯を、 歴史家・加来耕三氏が独自の視点で描いています。
(読者の口コミより)・戦国時代で生涯無敗。国許の九州地方、 朝鮮出兵、関ヶ原(本戦は不参加)などで活躍した立花宗茂の解説本。 立花宗茂自身よりも時代背景の説明が多め。 でも、知らないことばかりで面白かった。
目次
序章 九州三国志(東国の本多忠勝・西国の立花宗茂;「家康に過ぎたるもの」 ほか) 第1章 二人の父と共に(宗茂はいつ、どこで生まれたのか;名門・吉弘家と高橋家の由来 ほか) 第2章 立花山での籠城(宗茂の初陣;摩利支天と不動明王 ほか) 第3章 日本無双―宗茂と豊臣政権(朝鮮出兵への序曲;宗茂流の派閥解消術 ほか) 終章 二十年後の返り咲きの真相(毛利の変身はいつからか;家康の論功行賞 ほか)
新装版-孤闘-立花宗茂 (中公文庫 う 28-16)
戦国乱世を駆け抜けた立花宗茂の波瀾に満ちた生涯を、 心理描写豊かに描き出す歴史小説です。
宗茂は名将・戸次道雪氏の娘、誾千代と結婚したことでその才能を開花させ、 九州の大友家臣として島津氏との激戦に挑みます。 さらに豊臣秀吉に仕え、朝鮮出兵にも従軍。 そして関ヶ原の戦いでは、西軍につきながらも生き残りを賭けた厳しい選択を迫られます。
誾千代との確執や、理想と現実のはざまで揺れる心情が丁寧に描かれ、 「剛勇鎮西一」と称された男の内面に深く迫ります。 中山義秀文学賞を受賞した名作です。
(読者の口コミより)・立花宗茂という武将について、 猛将・颯爽・忠義といった形容詞の印象を持っている人が多いと思われるが、 本書はかなり内省的な、心の葛藤を持ち続けた武将として描かれる。
目次
第一章 鳳雛の籠 第二章 名門の盾 第三章 生の攻防 第四章 新しき枠 第五章 異国の風 第六章 天下騒擾 終 章 失地回復
立花宗茂 (PHP文庫)
「鎮西一の忠勇、天下無双の勇士」と豊臣秀吉氏に称された立花宗茂。 その激動の生涯を、八尋舜右氏が人間味あふれる筆致で描き出す長編歴史小説です。
宗茂の信義と清廉さは、実父・高橋紹運、養父・立花道雪の高潔な姿勢に根ざしており、 本作ではこの父子三人の絆を軸に、 夫婦間の葛藤や戦国乱世での矜持を繊細に描写。 現代にも通じる誠実さと温もりが心に響く一冊です。
(読者の口コミより)・宗茂関連の本はある程度読んでいますが、私はこれがおススメ。 特に人間関係、二人の父親や嫁とのやりとりなど、読んでいて 面白い。本当にこんな人だったんじゃないかと思わせてくれます。
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