境界知能について知る、おすすめ本9選(2026年)
ここ数年、境界知能という言葉を良く聞くようになりました。 境界知能とは、昔は知的障害と定義されていた「IQ70以上85未満」の人のことを言い、 日本人の7人に1人の割合でいると言われています。
境界知能は「普通」と「違う」の間で揺れ動く苦悩と葛藤を伴うものです。 しかし、その特性を理解し適切なサポートを得ることで、 自分らしい生き方を見つけることは可能です。
ここでは境界知能について書かれたおすすめの本を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
70万部以上売れているベストセラー本。 境界知能という言葉を世間に広めた本です。
第1章「反省以前」の子どもたち、第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年、 第3章 非行少年に共通する特徴、等々7章までの章立てとなっています。
この本を読むと非行を繰り返している人たちに対する見方が変わるかもしれません。 境界知能について知りたい全ての方におすすめできる一冊です。
(読者の口コミより)・あまり光が当たらなかった非行少年たちの深部を描く著作だと思います。社会の暗部というか、一般の人間には縁遠い部分を描いた著作として意義のある本だと感じています。
目次
第1章 「反省以前」の子どもたち 第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年 第3章 非行少年に共通する特徴 第4章 気づかれない子どもたち 第5章 忘れられた人々 第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない 第7章 ではどうすれば?1日5分で日本を変える
境界知能 存在の気づかれない人たち (新書)
『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズで知られる宮口幸治氏が、 事件や教育現場の実例を交えながら、 境界知能が見過ごされてきた背景や社会的影響を解説しています。
具体的な認知特性や行動の特徴、軽度知的障害との違い、 国内外の研究動向までを網羅し、 なぜ適切な理解と支援が必要なのかを明らかにします。 学校や職場、家庭で起こり得る問題を知る手がかりとなる、 示唆に富んだ内容です。
(読者の口コミより)・境界知能が絡んだ近年の事件、教育の現状、境界知能の歴史、境界知能の認知的特徴と具体的支援、国内外の動向など、現時点では境界知能について知る上では最も詳しい。
目次
第1章 境界知能はなぜ今、注目すべきか 空港のトイレで女児を出産して殺害 境界知能でなく軽度知的障害だった可能性 なぜ遺体を隠し持ってカフェに入れたのか? 知的な障害が推定される状況 ほか 第2章 境界知能と軽度知的障害の歴史的背景 紀元前から近代までの記録 知的障害者への教育の可能性が示唆された「アヴェロンの野生児」 ほか 第3章 境界知能の特徴 境界知能の認知発達の推移 境界知能の人たちの認知特性の各論 境界知能の心理・社会面の特徴 第4章 境界知能の近年の動向 国内におけるこれまでの動向 海外研究の動向 国際会議の動向 ほか
マンガでわかる! 境界知能の人が見ている世界
『ケーキの切れない非行少年たち』の著者による、 境界知能の人達が見ている世界をマンガで描いた書籍です。
小学生のウエキくん、中学生のシライさん、大学生のイソベくん、社会人のコジマさん、 年代別の4人のエピソードを通じて、境界知能の世界を描いています
マンガなのですらすら読むことができ、 短い時間で境界知能について知りたい方におすすめです。 逆に、境界知能について詳しく知りたい方は、マンガではなく、 同じ著者の活字で書かれた他の書籍をおすすめします。
(読者の口コミより)・初心者・当事者向けの最初の一冊
・マンガだからサクッと読めるけど、少し物足りなさもある。
目次
第1章 小学生のウエキくん 第2章 中学生のシライさん 第3章 大学生のイソベくん 第4章 社会人のコジマさん 第5章 4人のエピローグ
境界知能と生きる: IQ84の私が見つけた疲れない生き方 (なんばさんブックス)
この本はAmazonのKindle限定の電子書籍です。
境界知能の当事者が書いた書籍として価値があるので紹介します。
境界知能を抱えて30年以上生きてきた著者が、 境界知能として人生で困ったことやその解決策を解説し、 疲れない生き方を紹介しています。
ページ数は41ページの電子書籍ですが250円の安さです。
(読者の口コミより)・境界知能で気持ちや頭で考えていることを言語化するのが苦手です。自分が感じてきたこと、疑問に思ってきたこと、困っていることが書かれていて…共感や納得の連続でモヤモヤがすっきりしました。
境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書 627)
小中学校の通常学級に在籍する「IQ70以上85未満」の児童が抱える生きづらさについて 解説している書籍です。
境界知能の子供たちが普通学級でギリギリついていけるかどうかのラインにいることや、 認知機能の問題について説明し、さらに可能性を伸ばすための方法も書かれています。
境界知能の子どもたちについて理解し、 可能性を伸ばすための実践的なトレーニングを知りたい方々におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・以前から「ケーキの切れない」などの書籍を読んできましたが、知れば知るほど、世界が広がります。自分自身が子どもの頃の友達の顔が何人も浮かんできました。
目次
第1章 気づかれない「境界知能」と「軽度知的障害」 気づかれない「境界知能」と「軽度知的障害」を問題視 意外に知られていない「知的障害」の3つのポイント ほか 第2章 知能検査について知る 知能検査を受ける そもそも知能とは何なのか? ほか 第3章 教科学習の前になぜ認知機能が大事なのか? 5つの認知機能が「学習の土台」になる 基礎体力づくりに相当する「認知機能の強化トレーニング」 ほか 第4章 子どもの可能性はどのように伸ばすのか? 一番の困りごとは「勉強ができないこと」 その子の学習のつまずき箇所を知る ほか
境界知能とグレーゾーンの子どもたち
宮口幸治さんと佐々木昭后さんによる本です。 この本は、「境界知能」や「境界知能のグレーゾーン」 に位置づけられる子どもたちへの具体的な対応策を 漫画でわかりやすく紹介しています。
小学校を舞台とした話で、子供の様子に新米教師が悩み、 先輩教師がアドバイスするという設定です。
境界知能やグレーゾーンについて知りたい方におすすめの一冊です。
(読者の口コミより)・「生きづらい」とされる子供たちがなぜそのような状況にあるのか、教員をはじめとした周囲の大人がどう関わり、理解していけばいいのかを簡潔に、分かりやすくまとめた本です。
目次
第1章 自信がもてない子を見逃すな すぐに諦めてしまう子―境界知能とグレーゾーンを見逃すな すぐに被害的になる子―状況を読む力の弱さを見逃すな ほか 第2章 考え方が落ち着かない子を見逃すな よく嘘をついてしまう子―嘘にみえる背景を見逃すな 他の子をひいきしているという子―自分も助けて欲しい子を見逃すな ほか 第3章 気持ちが落ち着かない子を見逃すな すぐにキレてしまう子―怒りの背景を見逃すな 感情の起伏が激しい子―見捨てられ不安を見逃すな ほか 第4章 行動が落ち着かない子を見逃すな 忘れ物が多く整理整頓が苦手な子―不注意な子の背景を見逃すな じっとしていられない子―多動な子の背景を見逃すな ほか
イラスト図解 境界知能&グレーゾーンの子どもの育て方
「普通」が難しい子どもたちのために、 20の具体的な困りごととその対応策をイラストとともに解説した一冊です。
すぐに諦めてしまう、感情の起伏が激しい、 忘れ物が多いなど、身近な悩みに寄り添いながら、 境界知能やグレーゾーンの背景をわかりやすく紹介。 努力不足やしつけの問題と誤解されがちな子どもたちの特性を理解し、 親や先生が無理なくサポートできる実践的なヒントが満載です。
(読者の口コミより)・境界知能は「努力不足」でもなければ「しつけ」の問題でもなく脳機能の問題です。これから子育てをする若い夫婦、学校の先生に是非、読んでほしい1冊です。
目次
はじめに 「境界知能」や「グレーゾーン」って何? 【CASE1】すぐに諦めてしまう子 すぐに諦めてしまう子の対応策 【CASE2】すぐに被害的になる子 すぐに被害的になる子の対応策 【CASE3】何事にもやる気がない子 何事にもやる気がない子の対応策 【CASE4】嫌なことを断れない子 嫌なことを断れない子の対応策 【CASE5】よく?をついてしまう子 よく?をついてしまう子の対応策 【CASE6】他の子をひいきしていると言う子 他の子をひいきしていると言う子の対応策 【CASE7】自分のことを棚にあげる子 自分のことを棚にあげる子の対応策 【CASE8】人の気持ちがわからない子 人の気持ちがわからない子の対応策 【CASE9】すぐにキレてしまう子 すぐにキレてしまう子の対応策 【CASE10】感情の起伏が激しい子 感情の起伏が激しい子の対応策 ほか
普通にできない子を医療で助ける 境界知能とグレーゾーンの子どもたち5
不登校や引きこもり、自傷行為などで困難を抱える子どもたちに焦点を当て、 専門的な医療の視点から解決策を提案する一冊です。
児童精神科外来で行われる診察の流れや、 心理検査、診断方法などを具体的に紹介し、 親や支援者が抱える不安を解消します。
さらに、実際のケースを通して、現実的な対処法を学び、 子どもたちの未来につながる支援方法を考えます。 医療の視点から見た子どもたちへのアプローチを知るための実践的なガイドです。
(読者の口コミより)・WISCを含む検査の流れなど、結果しか今まで見てきていない教員サイドには初めて知ることばかりでした。
目次
第1章 児童精神科外来の流れを知ろう 児童精神科外来につながる 診断の流れを知ろう―成育歴と正常発達 診断の流れを知ろう―心理検査 診断の流れを知ろう―本人の診察 診察のまとめ 第2章 ケースから学ぼう1―学校に来られない妹 第3章 ケースから学ぼう2―引きこもりの姉 第4章 ケースから学ぼう3―思春期病棟への入院 第5章 未来につなぐ教育
教師、支援者、親のための 境界知能の人の特性と支援がわかる本
IQ70~84の「境界知能」の子どもや若者が抱える困難や、 その支援方法を解説した一冊です。
学業や生活面でつまずきやすい彼らは、制度の狭間で支援を受けにくく、 努力不足と誤解されがちです。 本書では本人の悩みや周囲の誤解に寄り添いながら、 学校や家庭でできる具体的なサポートや相談先、 必要なスキルの磨き方まで、現場で役立つ知識を紹介しています。
(読者の口コミより)・最近では認知され始めてきた境界知能ですが、もう少し踏み込んで知りたい人、周りに診断を受けた方がいる人など是非読むべき内容だと思います。
目次
第1章 困っているのに助けてもらえない人たち 第2章 「境界知能」とは 第3章 境界知能は「発達障害」とどう違うのか 第4章 困ったとき、誰に相談すればよいのか 第5章 学校や会社でどんな支援が必要なのか 第6章 二次障害を防ぐためにできること
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