量子ドットについて知りたい方へ、おすすめ本4冊(2026年)

2023年のノーベル化学賞は、 「量子ドット」の発見と合成に貢献した3人のアメリカ人に授与されました。 量子ドットの技術は太陽電池やLED、センサー、 テレビ・パソコンなどのディスプレイだけでなく、 さまざまな分野での貢献が期待されています。

この記事では、量子ドットについて書かれている書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

図解入門 よくわかる 最新ディスプレイの基本と仕組み (How-nual Visual Guide Book)

図解入門 よくわかる 最新ディスプレイの基本と仕組み (How-nual Visual Guide Book)
齋藤勝裕(著), 小宮紳一(著)
発売日: 2023-08-29

ディスプレイについて基本と仕組みを解説している書籍です。 液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、 量子ドットディスプレイについて書かれています。 量子ドット技術については第6章で解説されていて、 第6章の目次は次の通りです。

第6章 量子ドットディスプレイ

 6-1 量子ドットとはなにか?
 6-2 量子ドットの発光
 6-3 量子ドットディスプレイの種類
 6-4 量子ドット液晶ディスプレイの基本と仕組み
 6-5 量子ドット液晶ディスプレイの長所と短所
 COLUMN 量子ドットの利用

量子ドットとは何か?から始まり、 量子ドットディスプレイの基本や仕組みについて解説しています。

図解入門 よくわかる最新量子技術の基本と仕組み

図解入門 よくわかる最新量子技術の基本と仕組み
直道, 若狭(著)
発売日: 2020-11-14

量子コンピューター、量子ディスプレイ、太陽電池、 高性能電子顕微鏡など、量子技術を使った最先端技術について 将来の見通しを網羅的に紹介している書籍です。

量子ドット技術については主に第5章で解説されており、 第5章の目次の一部を抜粋します。

第5章 光利用技術・スピントロニクス

5-1 量子ドットのエネルギー
5-2 量子ドットの作成法
5-3 グラフェン量子ドット
5-4 量子ドットを使った製品
5-5 量子ドット以前のディスプレイ方式
5-6 量子ドットディスプレイ方式
5-7 金ナノ粒子
5-8 太陽電池
5-9 無機太陽電池
5-10 新型太陽電池
5-11 ペロブスカイト太陽電池
5-12 変換効率アップと透明性
5-13 量子ドット太陽電池
5-14 太陽光発電
5-15 太陽光発電の技術開発
... 他

量子ドットを含め、量子技術を全体的に知りたい方におすすめの一冊です。

量子ドットの基礎と応用

量子ドットの基礎と応用
舛本泰章(著)
発売日: 2015-11-15

量子ドット研究の国内第一人者の舛本泰章氏による専門書です。 30年以上の経験をもとに、量子ドットの光学的性質や量子ドットの応用について 書かれています。
技術者、研究者、これから研究する学生を対象として書かれた本なので、 一般の方には難しいと思います。

出版社(裳華房)のホームページに本書の詳細目次が載っています。 興味のある方は以下のリンクから確認できます。

https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2921-1.htm

目次

人工原子、量子ドットとは何か
量子ドットの形成
量子サイズ効果
エネルギー離散化と反転分布―レーザーへ
表面を通じた化学結合―蛍光イメージプローブへ
外界との相互作用―光多重メモリーへ
量子ドットの光非線形―光スイッチ、高効率太陽電池へ
電子状態のコヒーレンスとコヒーレント制御―量子計算へ
スピンに依存したエネルギー微細構造とスピン緩和時間
量子力学の応用―量子計算と量子通信
量子ドットの太陽電池と発光ダイオードへの応用

量子ドット技術の最前線

量子ドット技術の最前線
荒川 泰彦(著), 荒川 泰彦(監修)
発売日: 2025-09-08

2023年ノーベル化学賞を受賞した注目の半導体技術「量子ドット」について、 最新の研究成果を包括的に解説した書籍です。

量子ドットの作製技術や物性制御の進展、信頼性向上に向けた取り組みを紹介。 さらに、ディスプレイや太陽電池、レーザ、量子コンピュータ、生体応用など、 幅広い分野への応用可能性にも触れています。

量子ドットを活用した次世代ディスプレイ技術や、効率的な太陽電池の開発、 量子情報技術への応用など、実用化に向けた最新技術が紹介されています。 加えて、生体応用におけるパーキンソン病の可視化技術や幹細胞イメージングの進展も取り上げています。

目次

総論 量子ドットの発展
第1編 基礎編
第1章 作製技術
第2章 物性制御
第3章 コロイダル量子ドットの発展と信頼性・安全性の向上
第4章 量子ドットの高性能化,高効率化,信頼性向上
第2編 応用編
第1章 ディスプレイ
第2章 太陽電池
第3章 レーザと単一光子源
第4章 量子光源
第5章 量子ビット
第6章 生体応用

関連記事