著作権を理解するためのおすすめ本8選(2025年)
SNSで画像を投稿したり、動画を編集したり、誰かの文章を引用したり。 いまや誰もが日常的にコンテンツを発信する時代です。
著作権は、クリエイターや作家、 デザイナーだけのものではありません。 文章を書く人、写真を共有する人、音楽を聴く人にも関係する、 私たちの生活に密着したルールです。 知識を持つことで、自分の表現をより自由に安心して発信できるようになります。
ここでは著作権に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
60分でわかる! 最新 著作権 超入門
著作権の基礎から最新トピックまでをコンパクトにまとめた入門書です。 著作権法の目的や保護される権利、著作者人格権、著作権の保護期間、 AIやウェブサービス・SNSに関する最新事例まで、幅広く網羅されています。 「その利用は違法か?」「AI生成物は著作物か?」など、 読者が抱きやすい実務的な疑問に具体的なケーススタディで答えます。 著作権譲渡契約書やライセンス契約書のひな形も付属し、 実際の運用場面でも活用可能です。 法律知識に自信がない方も安心して使えます。(読者の口コミより)・最近のデジタルコンテンツ関係や、AI利用時の注意点など、初心者にはいい内容だと感じました。 わりとイラストが多く、文字もそんなに細かくないので、一気に読めます。
目次
1 デジタル時代も変わらない基礎知識 著作権とは何か 2 著作権の基礎知識 著作権法で保護される権利を理解する 3 著作権に開いた穴 権利制限規定を使いこなす 4 著作権者・著作物利用者双方の立場から デジタル時代の著作権の使い方 5 利用者が知っておくべき ウェブサービス・SNSと著作権 6 機械学習や生成AIに関する法律 AI時代の著作権を知るケーススタディ
著作権法入門〔第4版〕 (単行本)
著作権法の基礎から最新の動向までを体系的に解説した入門書の第4版です。 令和3年・令和5年の法改正や新たな判例も反映し、 実務や学業で使える知識を網羅しています。
著作物や著作者、著作者人格権、隣接権、 権利侵害といったトピックが章立てで整理されており、 重要判例の紹介やコラムを多数収録しているため、 実際の事例を交えながら理解を深められます。
「なぜ著作権法が必要なのか」を掘り下げ、 入門者から実務家まで幅広く活用できる内容です。
目次
第1章 著作権法への招待 第2章 著作物 第3章 著作者 第4章 著作者人格権 第5章 著作権 第6章 著作隣接権 第7章 権利の活用 第8章 権利侵害
著作権判例百選〔第7版〕: 別冊ジュリスト272号 (別冊ジュリスト No. 272)
著作権法の基礎から最新の実務までを体系的に理解できる判例集第7版です。 第6版以降の重要な学説や実務の動きを反映して、 新たに24件の判例を加え、全111件の裁判例を収録しています。
著作物性や著作者の範囲、人格権の扱い、侵害の成否など、 著作権の根幹をなすテーマを章立てで整理。 さらに、国際関係や権利取引にまで踏み込む内容は、現場での実践に直結します。 学生が基礎理論を学ぶためにも、専門家が実務判断を確認するためにも頼りになる一冊です。
(読者の口コミより)・判例解説も従来同様に簡潔で要点が整理されており、初学者が流れをつかむにも、実務家や研究者が確認するにも役立ちます。特に、新しいテーマ(デジタル環境やインターネット関連)に関する判例が反映されている点は非常にありがたく、以前の版では補えなかった部分をカバーできるようになっています。
目次
Ⅰ 著作権と所有権 Ⅱ 著作物性 ?アイディアと表現の区別 ?創作性 ?文芸,学術,美術または音楽の範囲 ?著作物性の判断の具体例 Ⅲ 著作者 ?著作者 ?著作者の判断の具体例 ?共同著作 ?職務著作 ?著作権の帰属の特則 Ⅳ 著作者人格権 ?公表権 ?氏名表示権 ?同一性保持権 ?名誉声望毀損行為 ?著作者死後の人格的利益の保護 ?侵害に対する救済 Ⅴ 著作権侵害の成否 ?依拠性 ?類似性 ?法定の利用行為 ?権利の制限 ?保護期間 Ⅵ 著作権侵害に対する救済 ?侵害主体 ?差止め ?損害賠償 ?刑事罰 Ⅶ 権利の取引 ?権利譲渡 ?利用許諾 ?共有著作権の行使等 ?使用料の徴収方法と独占禁止法 Ⅷ 一般不法行為 Ⅸ 国際関係 資料
生成AIと著作権の論点
生成AIと著作権について実務的な観点から論点を整理した一冊です。
AIの仕組みを解説し、開発・学習段階および生成・利用段階での法的問題や、 著作権侵害リスクについて具体的な事例を挙げて検討しています。 文化審議会のガイドラインや国内外の裁判例、法改正の動向を踏まえ、 学術的な議論から契約実務まで幅広く網羅されています。
有識者へのインタビューでは、 AI生成物の著作物性や国際的著作権争訟の最新の判断基準が語られており、 AI開発者・利用者が知っておきたい知識が得られます。
(読者の口コミより)・AIの仕組みや学習の流れをわかりやすく説明したうえで、実際に問題になりそうな論点を具体的に整理してくれています。知りたいことが網羅されています。
目次
序章 生成AIの仕組みと著作権上の論点の概要 第1章 生成AIの仕組み 第2章 開発・学習段階の法的論点 第3章 AI生成物の生成・利用段階における論点 第4章 AI生成物の著作物性 第5章 著作権法と契約の関係 第6章 著作者人格権 第7章 権利侵害 第8章 準拠法・国際裁判管轄 第9章 肖像と声の無許諾利用 第10章 事例検討
ケース別Q&A 学校のための著作権マニュアル
学校現場での著作権対応をQ&A方式で解説した実践マニュアルです。 令和3年・5年の著作権法改正内容や、改正第35条、SARTRAS制度についても説明しています。
授業や特別活動、校務、研修など教育現場で「市販の音源を運動会で流してよいか」 「参考書のコピーはどうか」「学校だよりやHP掲載のキャラクター利用」など、 現場でよくある具体事例を取り上げながら、 最新の法律や補償制度を解説しています。 現場での判断力を養う一冊です。
(読者の口コミより)・複写機に留まらずデジタル配信に関しても記載されているので、2018年に改正された著作権法や、それに伴った授業目的公衆送信補償制度(Sartras)も確認することができる。
目次
著作物を利用したい時の考え方 第1章 概論 基本的な著作権の考え方 教育における著作権 学校教育の特例 学校教育外の特例 平成30年の著作権をめぐる変化 ほか 第2章 著作物利用の実際 授業の場面で 特別活動で 校務で 研修・学校外で 資料編
AIと著作権
生成AIの急速な発展に伴う著作権問題を体系的に分析した書籍です。 日本をはじめ世界各国の最新法規制や議論状況を踏まえ、 AIによる学習段階での著作権侵害の可能性や、 AI生成物が著 作物として認められるかどうかを検討しています。 具体的には、著作権法第30条の4に基づく利用制限や類似性・依拠の問題、 行為主体の責任範囲、さらには国際的法管轄まで多面的な論点を紹介。 また、多数の論稿と座談会を通じて、現行法の解釈から将来の立法論まで議論し、 著作権法学やAI法制に精通した研究者や実務家に役立つ内容となっています。(読者の口コミより)・AIに関する各論点について、濃い内容でまとめてあります。 ただし、内容は、通説や文化庁の見解ではなく、 「このような見解がある。しかし、このように考えるべきである」 という著者の見解を書いた論文であることに注意が必要です。
目次
1 序論 「AIと著作権」の過去・現在・未来 2 AIによる学習の侵害成否 日本法における権利制限―著作権法30条の4を中心に 諸外国における情報解析規定と日本法 アメリカにおけるフェア・ユース該当性 3 AIによる生成の侵害成否 依拠・類似 行為主体と準拠法 4 AI生成物の著作権保護 AI生成物の著作物性 イギリスの著作権法におけるコンピュータ生成物の保護 5 座談会 AIによる学習の侵害成否 AIによる生成の侵害成否 AI生成物の著作権保護
職場の著作権対応100の法則
ビジネス現場で直面する著作権トラブルの具体的な解決策を示した書籍です。
著作権に対する意識が高まる中、 クリエイターでなくとも業務上の慎重な対応が求められる状況を踏まえ、 現場担当者が「どうすれば正しく使えるか」「どうすればビジネスで有利になるか」を 理解できる内容となっています。
日常業務のコピーや引用の範囲から、販促活動における素材利用、 クライアントとの著作権問題、 さらには著作権侵害の初動対応までを100のルールに分けて解説。 著作権リスクを避けつつ効果的に活用する知識が身に付きます。
(読者の口コミより)・現実の私の職場で「あるある!」「そうそう!」という疑問への答えがのっています。 判断基準が複雑なところは判例や学説も引用して、かつ分かりやすく説明されていた。
目次
第1章 日常業務でふと著作権が不安になったら 社内でのコピーはどこまでOK?―著作権者の不利益を想像して適否を考えよう 社内で認められる「私的複製」の程度は?―「個人的」と同視できるレベルであるか ほか 第2章 参考、流用、引用…どこまで許される?企画業務と著作権 業務上ネットでの情報収集は問題ない?―ネット情報の収集・分析はほぼ自由 図書館の資料を業務用にコピーできる?―図書館館内でのコピーは「著作物の半分まで」OK ほか 第3章 目立ちたいがトラブルも困る!?販促・広告業務と著作権 フリー素材を使いこなしたい―すべては利用規約次第。規約を熟読しよう 有料素材、ストックフォトを購入すれば自由に使える?―利用規約と被写体の権利処理の有無に注意 ほか 第4章 クライアントと著作権、強いのはどっち? 成果物がクライアントに改変されたら?権利侵害といえるが、契約上文句をいえないことも クライアントや上司から模倣を強要されたら?―「人に言われてやった」は×。当事者意識を持とう ほか 第5章 著作権トラブルを知恵と勇気で乗り切ろう! 著作権侵害に気が付いたときの初動対応は?―着地点をイメージしたうえで交渉戦略を練ろう 自分が著作権者だとどうやって証明する?―著作者表示と「確からしさ」で押し切ろう ほか
エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪 (過剰権利主張ケーススタディーズ)
著作権トラブルの実例71件を批評した、 痛快かつ実践的なケーススタディ集です。
著作権ヤクザやパクられ妄想、過剰な権利主張など 「エセ著作権」にまつわる事件を取り上げ、 無理筋のクレームや裁判の経緯を具体的に紹介しています。
パロディや偶然の一致、コピペ、引用トラブルなど、 クリエイターが直面しやすい事例をユーモラスかつ冷静に分析。 単なる判例解説ではなく、主張者の心理や思考も掘り下げており、 これから表現活動をする人が“正当に表現する知恵と勇気”を身につけられる一冊です。
(読者の口コミより)・知財実務をおこなっている人と一般の人とでは、著作権の理解について大きなギャップがあると感じています。そのギャップを埋めるものとして本書のような良書が多くの人に読まれることを希望します。
目次
第1章 大迷惑!驚愕のパクられ妄想ワールド 墓穴を自分で掘れ!伝説のクレーマーを裁判で黙らせたヒットメーカー―時間は夢を裏切らない事件 ネットの意見を鵜呑み!高名作家遺族のイチャモンに出版社は大迷惑!―『生活維持省』事件 ほか 第2章 何様なのか?無知と屁理屈のイチャモンワールド 大正詩人に敬意を払え!死んだ作家へのリスペクトを強要する大迷惑―『テルーの唄』事件 狂気!パクられ妄想を天皇陛下に直訴した暴走老人に塩を撒け!―『中国塩政史の研究』事件 ほか 第3章 パロディ、偶然、コピペ、引用 クレーマーの常識を覆す! 無差別パロディストがあっさり謝罪!?意外と弱腰だった人気漫画家―左手にサイコガンを持つポプ子事件 まやかしのカウンターカルチャー!ダブスタ主張で赤っ恥敗訴―『完全自殺マニア』事件 ほか 第4章 有名事件から学ぶ、クレームに屈しない知恵と勇気! 大衆にのせられた黒澤明の息子が、野武士のように切り捨てられる!―『七人の侍』事件 NHKに盗作されて年賀状が激減!最重要判例の悲し過ぎる動機!―江差追分事件 ほか
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