システム思考を学ぶ!おすすめ本9選(2026年)

複雑な問題に直面したとき、私たちは往々にして単純な解決策を求めがちです。 しかし、問題の根本に迫るためには、全体を俯瞰し、 各要素がどのように影響し合っているかを理解することが不可欠です。 システム思考は、全体を見渡しながら問題を捉える力を養います。 視点を変えることで、思わぬ解決策が見つかるかもしれません。

ここではシステム思考に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。

学習する組織――システム思考で未来を創造する

学習する組織――システム思考で未来を創造する
ピーター M センゲ(著), 枝廣 淳子(翻訳), 小田 理一郎(翻訳), 中小路 佳代子(翻訳)
発売日: 2011/6/22

世界100万部突破。 複雑化する現代のビジネス環境に対応するためのマネジメント手法を提案する書籍です。

システム思考を基盤に、自己マスタリー、メンタル・モデル、共有ビジョン、 チーム学習という5つのディシプリンを通じて、 組織の学習能力を高める方法を具体的に解説しています。

企業や学校、地域コミュニティなど様々な実践事例を交えながら、 個人と組織の真の変革の道筋を示す一冊です。

(読者の口コミより)

・システム思考の入門書であり古典。古典なのだが、規模に関わらず企業変革のためには今でも有益な考え方が記されている本である。

目次

第1部 いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか…そして私たちはいかにそれを変えられるか
 「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」
 あなたの組織は学習障害を抱えていないか?
 システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?

第2部 システム思考―「学習する組織」の要
 システム思考の法則
 意識の変容
 「自然」の型―出来事を制御する型を特定する
 自己限定的な成長か、自律的な成長か

第3部 核となるディシプリン―「学習する組織」の構築
 自己マスタリー
 メンタル・モデル
 共有ビジョン
 チーム学習

第4部 実践からの振り返り
 基盤
 推進力
 戦略
 リーダーの新しい仕事
 システム市民
 「学習する組織」の最前線

第5部 結び
 分かたれることのない全体

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方
ドネラ・H・メドウズ(著), Donella H. Meadows(著), 小田理一郎(その他), ...
発売日: 2015/1/24

複雑な現代社会を理解するための新しい思考法を提示する書籍です。

様々な出来事の背後にある構造や挙動、人間の思い込みを読み解くシステム思考を詳しく解説しています。 株価の暴落や資源枯渇など、一見無関係に見える現象の本質を捉え、 真の解決策を導き出す方法を学べます。

大局的な視点で世界を見る力を養いたい人におすすめの一冊で、 複雑な問題に対する新たなアプローチを提供しています。

(読者の口コミより)

・システム思考の真髄と、その力で現実世界の複雑な問題に挑むための極めて実践的かつ知的な指南書です。読むたびに、システムの根底に潜む「レバレッジ・ポイント」という、目には見えにくいが極めて強力な介入点の存在を再認識させられました。

目次

第1部 システムの構造と挙動
 基礎
 “システムの動物園”にちょっと行ってみる

第2部 システムと私たち
 なぜシステムはとてもよく機能するのか
 なぜシステムは私たちをびっくりさせるか
 システムの落とし穴…とチャンス

第3部 システムと私たちの根底にある価値観に変化を創り出す
 レバレッジ・ポイント―システムの中で介入すべき場所
 システムの世界に生きる

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子(著), 小田 理一郎(著)
発売日: 2007/3/1

システム思考を実践的に活用するための指南書です。 複雑な問題を効果的に解決するための「システム思考七ヶ条」を提示しています。

「時系列変化パターングラフ」や「ループ図」といった具体的なツールの使い方を解説し、 「レバレッジ・ポイント」の見つけ方など、 小さな力で大きな変化を生み出す方法を学べます。 仕事や人生の様々な場面で活用できる実践的なシステム思考のアプローチを、分かりやすく紹介しています。

(読者の口コミより)

・頭の良い人が普段どんな思考回路で物事を考えているのかがよくわかる本です。 おそらく、こういう事を無意識に連鎖的にやっているのでしょうね。

目次

小さな力で大きく動かそう!
システム思考とは何か?―よいパターンを創り出す究極のツール
システム思考は難しくない!―世の中はシステムだらけです
「時系列変化パターングラフ」が望ましい変化を創り出す
最強ツール「ループ図」を使えば構造が見えてくる!
強力な助っ人「システム原型」で現実の構造を見破る
絶妙のツボ「レバレッジ・ポイント」を探せ!―小さな力で大きく変える
いざ、問題解決へ!―望ましい変化を創り出す
システム思考の効用と実践手法―こんな場面で役に立つ!
最強の組織をつくる!―変化の時代に必須のコンピテンシー
システム思考を使いこなすコツ―実践のための七ヶ条
システム思考をより深く知りたい人のために―システムの特徴

イラスト版システム思考: 子どもの問題解決力が身につく24のワーク

イラスト版システム思考: 子どもの問題解決力が身につく24のワーク
一般財団法人クマヒラセキュリティ財団(著), 一般財団法人クマヒラセキュリティ財団(編集)
発売日: 2025-07-23

子どもと「システム思考」をはじめるための書籍です。

友だち関係やSNSでのトラブル、勉強のつまずき、 習慣づくりといった日常のテーマを通して、 「なぜそうなるのか」を構造的に考える力を養います。

24のワークには図やイラストが豊富に盛り込まれ、楽しく理解できる工夫が満載。 小学校高学年から大人まで、対話しながら取り組める実践的な構成で、 子どもたちの探究心と課題解決力を自然に育てます。 未来を生きるための思考法を身につけるための入門書です。

目次

第1章 基礎編 システム思考のツールを使ってみよう
 親切な行動とありがとうのつながり フィードバック・ループ
 「ちょうどいい」を保つためのシステム バランス型のシステム
 気持ちの「くせ」が生まれる 自己強化型のシステム ほか

第2章 実践編 システム思考で問題を解決しよう
 ポテチとコーラの無限ループのシステム
 習いごとが楽しくなるシステム
 緊張するシステムを知り、乗りこえる ほか

第3章 発展編 世の中にあるシステムを見つけよう
 マラリア対策によって別の感染症がふえた!?
 身近な水とつながる自然の循環システム
 クマ出没のニュースから考える 氷山モデル

巻末付録1 システム思考者の習慣
巻末付録2 この本で紹介した6つのシステム思考のツール

「学習する組織」入門――自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践

「学習する組織」入門――自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践
小田 理一郎(著)
発売日: 2017/6/21

MITで生まれた「学習する組織」の概念を日本の文脈に合わせて解説しています。

自己マスタリー、システム思考、メンタル・モデル、チーム学習、 共有ビジョンという5つの核心的な要素を通じて、 個人と組織の成長を促進する方法を具体的に学べます。 ストーリーと演習を交えた分かりやすい構成で、 読者は即実践可能な知識とスキルを得ることができます。

(読者の口コミより)

・あの難解な本をここまで具体化できたことは素晴らしいです。この本を読んでようやく本質に近づけた気がします。

目次

第1章 学習する組織とは何か
第2章 組織の学習能力―学習サイクルと学習環境、そしてディシプリン
第3章 自己マスタリー―自分の意識と能力を高め続ける
第4章 システム思考―全体像をとらえ、本質を見出す
第5章 メンタル・モデル―前提を問い、認識を新たにする
第6章 チーム学習―場と関係性の質を高める
第7章 共有ビジョン―「どうありたいのか」に答える
第8章 実践上の課題と対策
第9章 組織の未来、リーダーシップの未来

システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」

システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」
前野隆司(著), 保井俊之(著), 白坂成功(著), 富田欣和(著), 石橋金徳(著), 岩田徹(著...
発売日: 2014/3/12

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)が提唱する 問題解決アプローチを紹介する書籍です。

システム思考とデザイン思考を融合させたSDMの手法は、 複雑な現代社会の課題に対して全体最適な解決策を生み出すことを目指します。 16の具体的な技法や実際の活用事例を通じて、イノベーション創出のプロセスを詳しく解説しています。

目次

1 イノベーションとは何か?
 システム思考×デザイン思考=イノベーション!
 イノベーションが必要な背景
 イノベーションを起こすには
 システム思考とデザイン思考
 多様な人たちがいっしょに考えることの重要性
 システム×デザイン思考の最前線―慶應SDMの挑戦

2 システム×デザイン思考の技法と活用事例
 SDMのツールボックス―協創
 Co‐Creation
のための16の技法
イノベーション・プロセスの現場―デザインプロジェクトと企業での活用事例

3 「武器」としてのシステム×デザイン思考活用術
 ビジネスパーソンにとってのシステム×デザイン思考
 今日から始めるシステム×デザイン思考
 チームでイノベーティブに発想するためのシステム×デザイン思考活用術

システム×デザイン思考をめぐる33のQ&A

システム思考をはじめてみよう

システム思考をはじめてみよう
ドネラ・H・メドウズ(著), Donella H. Meadows(著), 枝廣淳子(翻訳)
発売日: 2015/12/8

ドネラ・H・メドウズによる洞察に満ちたエッセイ集です。

複雑な問題の「つながり」を見出し、 私たちの「思い込み」に気づくことの重要性を説きます。 8つの選りすぐりのエッセイを通じて、競争から協力へ、成功の循環、 問題と解決策の関連性、成長のコントロール、フィードバックの重要性など、 80ページ程度の本ですがシステム思考の重要点に迫ります。

目次

お互いと競うのはやめて、クマに立ち向かおう
成功者はさらに成功する
問題はつながっている、解決策もつながっている
魅力をコントロールすることで、成長をコントロールする
フィードバックをもう少し
フィードバックがあれば、自分だって、世界だって変えられる
個人としては学び、組織としては抵抗する私たち
境界線は、現実の世界ではなく、心の中にある

実践システム・シンキング 論理思考を超える問題解決のスキル (KS理工学専門書)

実践システム・シンキング 論理思考を超える問題解決のスキル (KS理工学専門書)
湊 宣明(著)
発売日: 2016-03-25

要素間の相互作用を重視し、 システムの構造に着目する「システム・シンキング」 の効果と具体的方法を解説した一冊です。

基礎知識から応用、実践まで段階的に学べる構成で、 因果ループ図の描き方や定量シミュレーションなどの技術を紹介。 多数の練習問題を通じて実践力を養い、 ビジネスや組織の根本的な問題解決を目指します。

(読者の口コミより)

・序盤ではシステム思考に関する基本的な話から因果ループの作り方が書かれています。その後それらの知識を使った流れをストーリー形式で描かれており、どういう思考をしていけばいいか整理できました。何回も読み直したい書籍です。

目次

第1章 基礎知識編―システム・シンキングを理解しよう
 システム・シンキングとは何か
 システム・シンキングはさまざまな問題に適用できる ほか

第2章 基礎技術編―因果ループ図を描いてみよう
 因果とは何か
 因果ループ図で用いる2種類の記述ルール ほか

第3章 応用編―問題解決への具体的適用のプロセスを学ぼう
 問題解決とは何か
 システム・シンキングを用いた問題解決へのアプローチ ほか

第4章 実践編―システム・シンキングゼミナール
 スパゲティー化した因果ループ図
 時間軸分析 ほか

第5章 発展編―システム・シンキングを定量化してみよう
 定性分析から定量シミュレーションへ
 ストック・フロー図 ほか

付録 システム・シンキングを用いた企業分析事例

システミックデザインの実践 複雑な問題をみんなで解決するためのツールキット

システミックデザインの実践 複雑な問題をみんなで解決するためのツールキット
ピーター・ジョーンズ(著), クリステル・ファン・アール(著), 高崎拓哉(翻訳), 武山政直(監修)
発売日: 2023/5/24

システム思考とデザイン思考を融合させた「システミックデザイン」の手法を、 7つのステップと30個のマッピングツールを通じて詳細に解説しています。

地域開発やまちづくり、GXやDXなどの複雑な問題に取り組む実務者やファシリテーターにとって有用な一冊で、 多様なステークホルダーを巻き込みながら協働的に課題解決を進める方法を学べます。

目次

複雑なシステムを旅するデザインジャーニー
システミックデザインの方法論
共創ワークショップ開催の手引き
1 システムのフレーミングを行う
2 システムの声を聴く
3 システムを理解する
4 望ましい未来を思い描く
5 可能性の空間を探索する
6 変革のプロセスをプランニングする
7 移行を促進する
帰郷:リフレクション

関連記事