軍事学を学ぶためのおすすめ本8選(2026年)
国際ニュースを見ていて「なぜこの国はこう動くのか?」 と疑問に思ったことはありませんか。
軍事学は国家の意思決定や国際社会の力学を読み解くための強力なツールです。 陸・海・空の作戦から戦略思想、さらにはプロパガンダや民間防衛までと奥深い世界です。
ここでは軍事学に関するおすすめの書籍を、 ランキング形式で1位から順番に紹介します。
軍事学入門
軍事力の本質や役割、歴史的変遷から現代の戦力、 後方支援、科学技術までを体系的に解説した入門書です。
軍事力がどのように発展し、 第二次世界大戦や湾岸戦争を経て戦争の形態が変化してきたかを具体的に説明。 国際法やリーダーシップ、 陸海空の戦力やミサイル・電子戦といった現代の軍事事情にも触れています。
平易な言葉でまとめられており、 軍事の基礎知識を身につけたい初心者から、 体系的な理解を深めたい方まで幅広くおすすめできる一冊です。
(読者の口コミより)・内容としては、「薄く広い」内容ですが、そもそも入門書であり、 初学者に理解し易く、研究を深めるきっかけとしては最適だと思います。
目次
第1章 理論(軍事力とは何か) 第2章 軍事力の歴史的研究 第3章 現代軍事力の態様 第4章 現代の各種戦の態様 第5章 後方支援と軍事力 第6章 科学技術と軍事力
軍事戦略入門 (シリーズ戦争学入門)
軍事戦略の本質やその成否を左右する要素について、 豊富な事例と先行研究をもとに解説した一冊です。
殲滅戦略や攪乱戦略、消耗・疲弊戦略、抑止・強制戦略、 さらには現代戦で重要性を増すサイバー戦略まで、様々な戦略の類型を明確に整理。 それぞれの戦略が生まれた歴史的背景や、成功・失敗の要因、 理論的な争点についても掘り下げています。
また、戦争を単なる軍事力の行使にとどめず、 哲学、心理、倫理、技術、経済、文化といった社会全体の視点から捉えることで、 戦争学の幅広い意義を提示しています。
(読者の口コミより)・本書はわずか160ページと分量は少ないが情報量は多く、 古代から近代にいたるまでの著名な戦略家の思想が網羅され、 簡潔にまとめられている。
目次
第1章 軍事戦略とは何か? 第2章 殲滅と撹乱 第3章 消耗と疲弊 第4章 抑止と強制 第5章 テロとテロリズム 第6章 斬首と標的殺害 第7章 サイバー・パワーと軍事戦略 第8章 軍事戦略の成否を分けるものとは?
「城取り」の軍事学 (角川ソフィア文庫)
城を単なる領主の居館ではなく、戦場で機能する軍事拠点として捉え直した書籍です。
戦国時代に数多く築かれた山城の存在理由、 鉄砲の普及が城の縄張りや構造に与えた変化など、 従来の常識を覆す視点から城郭を分析します。 さらに、誰がいつ築いたのか判然としない城や、居館と城の関係、 近世城郭の成立過程にまで踏み込み、 城をめぐる複雑な歴史像を解き明かします。
縄張り研究の知見を駆使し、城の個性や進化のプロセスを読み解くことで、 戦国武将たちが直面した戦術的課題や社会的背景が浮かび上がります。
(読者の口コミより)・城とは石垣があって天守閣があるものという固定観念は見事に覆されました。
・籠城の認識が変わりました。
目次
第1章 城を取る―攻めるか守るか 第2章 なぜ山城か―それぞれの事情 第3章 城主たちの亡霊―城の歴史がすり替わる 第4章 幻の館―リアリティーのない平板な図式 第5章 縄張りの迷宮―オンリーワンの個性たち 第6章 城と戦争―城の形を決定づける人の営み 第7章 鉄炮と城の「進化」―大きい・小さい・強い・弱い 第8章 城は何を守るか―築城者たちの本音 第9章 山から降りなかった城―近世城郭の成立を再考する
現代の軍事戦略入門【増補新版】陸海空からPKO、サイバー、核、宇宙まで
エリノア・スローン氏による、 軍事戦略の基礎から最新の動向までを体系的に解説した入門書です。
孫子やクラウゼヴィッツなど古典的な理論家から、 現代の専門家まで幅広く取り上げ、 シーパワー・ランドパワー・エアパワー・核抑止といった伝統的な戦略だけでなく、 サイバー戦や宇宙戦、PKO(平和維持活動)といった現代的課題にも対応しています。
安全保障環境の変化に合わせて全章が大幅に加筆されており、 最新の軍事情勢を学びたい方におすすめです。
(読者の口コミより)・内容・購入のしやすさ共に、タイトル通り「現代の軍事戦略」 の入門書として良い本に仕上がっていると思う。 今後も定期的に内容をアップデートしてほしい一冊。
目次
1 伝統的な戦略の次元 シーパワー ランドパワー エアパワー 核戦力と抑止 2 戦略と非国家主体 非正規戦―反乱、対反乱作戦、新しい戦争、そしてハイブリッド戦 平和維持、安定化、人道的介入 3 科学技術と戦略 統合理論と軍事トランスフォーメーション サイバー戦争 スペースパワー
自衛隊最高幹部が明かす 国防の地政学
現代の国際情勢を背景に、日本の安全保障を地政学的観点から多角的に分析した一冊です。 ロシア・ウクライナ戦争や中東の紛争、 台湾・朝鮮半島有事といった最新の地域情勢に加え、 サイバーや宇宙といった新たな戦場までを網羅。
南西諸島の防衛、中国の「超限戦」、台湾有事の意味、朝鮮半島危機、 中東、北極海に至るまで、 各分野の元自衛隊幹部や専門家が具体的な戦略論を展開します。
自衛隊で実際に培われた知見をもとに、地理・政治・軍事を融合した 「守るべき拠点」と「戦争の構造」を解説。 日本の防衛を考える人におすすめの地政学書です。
(読者の口コミより)・国防の専門家の視点から地政学をわかりやすく説明している。 地図等示しながら危機の様相、今後の課題を明確に解説しているので、 こちらも興味深く楽しく読ませていただいた。
目次
序章 防衛省・自衛隊が実践する地政学 第1章 東アジアの地政学 第2章 インド太平洋の地政学 第3章 米国の地政学 第4章 欧州の地政学 第5章 中東の地政学 第6章 新しい地政学
日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか (講談社選書メチエ 386)
日本軍が持っていた優れた暗号解読や情報収集力にもかかわらず、 なぜ情報戦で失敗したのかを探る一冊です。
陸軍・海軍の情報活動や分析手法、実際の成功・失敗事例を具体的に検証し、 「作戦重視・情報軽視」「長期的視野の欠如」「セクショナリズム」 といった日本軍特有の組織的課題を明らかにします。
インテリジェンスの視点から、 太平洋戦争の政策決定や日本的風土の問題点に深く切り込み、 歴史から学ぶべき教訓を提示しています。
(読者の口コミより)・筆者の調査能力と日本軍の情報能力に脱帽しました。 史実を収集し客観的に論じており、知らざれぬ日本の情報機関の一面を理解しました。
目次
第1章 日本軍による情報収集活動 第2章 陸軍の情報収集 第3章 海軍の情報収集 第4章 情報の分析・評価はいかになされたか 第5章 情報の利用―成功と失敗の実例 第6章 戦略における情報利用―太平洋戦争に至る政策決定と情報の役割 第7章 日本軍のインテリジェンスの問題点 終章 歴史の教訓
軍事理論の教科書: 戦争のダイナミクスを学ぶ
欧米の士官学校や大学でも標準テキストとして採用されている 軍事学の定番書を日本で初めて本格的に翻訳した一冊です。
戦争の本質や「戦略」「戦術」「作戦術」といった三つのレベル、 軍人が従うべき「戦いの原則」、 陸海空それぞれの軍事力の特徴や長所・短所、さらには統合作戦の意義まで、 古典から現代までの理論とナポレオン戦争やアフガニスタンなど豊富な事例をもとに体系的に解説。
軍事作戦の指揮やロジスティクス、インテリジェンスなど実務的側面も網羅し、 軍事リテラシーを高めたい読者におすすめの書籍です。
(読者の口コミより)・翻訳が微妙
・理論をいたずらに拡大させずに、コンパクトにまとめられている。
目次
第1章 軍事理論―イントロダクション 第2章 戦争 第3章 戦略 第4章 作戦術 第5章 戦いの原則 第6章 統合作戦 第7章 陸上作戦 第8章 海上作戦 第9章 航空作戦 第10章 戦争の力学―いくつかの結論
戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)
戦争を社会現象として捉え、その本質や歴史、現代の課題までを幅広く解説する入門書です。
古代や中世の戦争から火薬革命、グロチウスの国際法、クラウゼヴィッツやマハンの理論、 モルトケの参謀本部、リデル・ハートの間接戦略、 そして第二次世界大戦と核兵器、テロと未来の戦争まで、 戦争の変遷を具体的に紹介。 日本軍の特殊性や、戦争と社会の関係にも鋭く切り込みます。
戦争を「社会の中の普通の出来事」として捉え、 平和を実現するためには戦争を正しく知ることが不可欠だと説きます。
(読者の口コミより)・この本は戦争に勝つための本ではない。戦争と、どう向き合うかという本である。 それは、あとがきにある 『戦争(の可能性)は、われわれの生きる現実の一部である。 戦争から目を背けて、この世界の成り立ちを理解することはできない』、という言葉に現れている。
目次
戦争とはなにか 古代の戦争 中世の戦争 火薬革命 グロチウスと国際法 クラウゼヴィッツの戦争論 マハンの海戦論 モルトケと参謀本部 第一次世界大戦とリデル・ハート 第二次世界大戦と核兵器 奇妙な日本軍 テロと未来の戦争
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